3104丁目の哀愁と感傷の記録

日々生きてます。自分なりに。感じた事を徒然に書きます。素直に。そんな人間の記録。
since 2008.4.4

リベンジ、果たす

2023-03-30 21:01:00 | 
20230327

月曜日。平日だ。

標記の通り、早速木曜日の雪辱を果たしてきた。やると決めた時の行動はやたら早いと思う。この日は平日にも関わらず仕事がオフ。絶好のチャンスを逃す手はない。

休みの日にも関わらず、いつもと同じ時間に起きる。全てはラーメンのため。

木曜日は自分の認識の甘さで食べることができなかったが、今回は抜かりは無い。昼の部の営業時間は14時30までだが、実際受付は9時半から行われていて、整理券を入手しないといけない事を調べた。ふらっと行って食べれるわけでは無いのであった。

西武池袋線で新宿三丁目まで直通。そこから丸の内で新宿御苑前駅へ。こんな短いスパンにここにまた来るとは…

金色不如帰に着いたのは、9時45分くらいであった。何とこの時間でも一番早い11時からの整理券は入手出来なかった。俺が手にした整理券の時間は、11時40分から12時20分のもの。番号は21。俺の前にたった15分で20人も整理券をかっさらっていった人がいるとは…

けどまぁ無事に整理券を手にできた為、一安心である。が、時間はまだ10時前。2時間弱時間が空いてしまった。

2時間あればどっか行けるのだが、結局戻ってこなければならない為、新宿界隈を彷徨くことにした。

先ずは花園神社へ。新宿のど真ん中に鎮座する神社。有名である。行ってみたかった場所だ。
金色不如帰から歩いて15分程で着いた。


平日のこの時間なので、ガラガラであった。この貸切感が堪らない。ちらほらと外国人観光客が桜の写真を撮っていた。事実桜がめっちゃ綺麗であった。





御朱印を待つ静寂の時間、この時間が好きだ。切り絵の見事な御朱印もあったが、何か無性に直書きして貰いたくて普通のものを頂く。

さて、まだ時間は10時半。あと1時間ちょっとどうしようか。

ふらふらと朝の歌舞伎町をぶらついていると、歌舞伎町のど真ん中に神社を見つけた。






稲荷鬼王神社。
鬼王という鬼の名前が入っている日本唯一の神社らしい。
参拝。
俺の前にはスーツの若い男性が参拝していた。指名が来るように鬼に願っているのか。それとも経営者のほうなのか…

そんな感じで御朱印を貰おうと社務所に行く。すると、御朱印の前に5分ほど説明を受けて欲しいと言われる。本格派であった。
俺は時間を持て余しているので望むところであった。

今の御朱印ブームもあり、皆に楽しんで神社仏閣巡りをして欲しいが、昔ながらの本来の御朱印をいただく事の意味を折衷して、今のこのスタイルになったらしい。色々教わった。神主さんの本気を感じた。この方はネットでも載っているような方であった。
勉強になりました。てか歌舞伎町って西大久保って地名だったんだね。


この辺りで俺のアンダーグラウンド思考に火が付いてきた。歌舞伎町で見たいものがあったのだ。

一つは第6トーアビル。

悪趣味と言われるかもしれないが、ここは歌舞伎町では有名な場所である。

通称歌舞伎町の飛び降りビル。
ここは歌舞伎町きっての自殺の名所。なんと1年間で9軒回も女性がこのビルから身を投げたという。

古めかし豪華な外装がまだいっそう魔のオーラを漂わせている気がしてならない。

何か第6トーアビルとパトカーのコラボという何とも言えない写真が撮れてしまった。思ったよりも高いビルではなく、ここから飛び降りても苦しい思いするだけなんじゃないか、とか現実的な事を考える。

歌舞伎町の闇の部分を見た気がする。

次はトー横に向かう。

午前中の歌舞伎町は歩いていて面白かった。人は居ないのでガラガラなんだけど、多分仕事を終えた若いスーツ姿の男と派手な服装の女性がちらほらと歩いている。

一時期あれ程までに有名で社会問題にもなったトー横だが、時間も時間だったからか、何にも無かった。





摘発が強化され、ここトー横も大人しくなったのだろうか。それとも時間が早すぎるだけなのだろうか…どちらにせよ俺が期待する景色は見れなかった。月曜の午前なので、日曜の残骸を見れるかなと思っていたのだが…



トー横面子であった若いカップルが一緒に飛び降りたアパホテル。センセーショナルだったな…
付き合って直ぐオーバードーズで飛び降りだからね…

だいぶ歌舞伎町のダークな面を見て回っているうちに、時間になった。

あ、そうそう、歌舞伎町を彷徨いている途中で

そうそう、こっちが今日はメインだったんだ。

金色不如帰に戻ってきた。時間は11時40分。

いよいよだ…
ここまで長かった気がする…
漸く金色不如帰を食べることができる。

結果としては店の前30分くらい待った。
メニューは既に決めていた。塩そば鯛と蛤の塩そば一択であった。ここに来たならこれを食べなくてはならない気がした。

周りは外国人観光客ばかり。待ち時間も英語やらよく分からん言語やらが飛び交う。

30分待って漸く入店。
券売機で鯛と蛤の塩そばを購入。折角なので味玉付きで麺は大盛りにした。
店内でも席に着くまでちょっと待たされる。
わくわく…

カウンターの席に座る。

そして…




遂に、遂に目の前に金色不如帰が。
念願叶う。

先ずはスープを…

美味い。出汁の味が強く、塩そばと言っても味はしっかりとしている。
そして何かはよく分からなかったが、スープに乗っていた香ばし系の調味料がやたら美味かった。つか、金色のスープは絶対美味い相場が決まっている。

夢が叶った。美味しかった。

その後実は小田原まで一人で足を伸ばそうとしていたのだが、達成感と満足感が強く、却下。大人しく家に帰った。

あぁ、食べれてよかった。
こういう何気ない事を心から楽しめるのが幸せな生き方なんじゃないかと最近思う。






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