自称・へっぽこブログ!!

クラシック音楽やマンドリン音楽、オーディオやレコードなど。

Cincinnati Pops Orchestra 「MOZART'S NEIGHBORHOOD」

2018年02月04日 23時16分37秒 | クラシックコンサート
シンシナティ周辺にお住いのご友人よりCincinnati Pops Orchestraのちびっ子を対象にしたコンサートにお誘いを受けまして行ってきました。

Cincinnati Pops Orchestra, 「MOZART'S NEIGHBORHOOD」
2018年2月3日 10:30AM, Music hall
John Morris Russell指揮


曲目は文字通りモーツァルト中心です。


Music hallは昨年2017/2018シーズンに全面改修、その効果を知るためにも今回のコンサートは良い機会でした。


四人のゲストが参加、Vn独奏はユースオケのコンマス、ピアノ独奏は若干11歳の女の子。ピアノ協奏曲21番三楽章をたくさんの聴衆の前でオケをバックに堂々とした演奏は素晴らしかったです。
曲の初めには「ラッパー」がLAPPで聴衆と一緒に「モッツァ・ピザ」と歌ったり、指揮者のラッセルさんが独奏者の演奏後に「ブラボー」をお願いするなど終始和やかな演奏会でありました。



Music hall改修後の大きな違い。
各座席になんと、ドリンクホルダーが備え付けされていました!! アメリカの人達、アルコール飲みながら演奏を聴いたりするんです。そのためのホルダーかと。日本じゃあ、まず考えられませんね。
それと、今回二階席でしたが、座席が減って奥行が無くなった気がします。


オケの音、とっても小さく感じましたが、係の人に聞いたところ「ちびっ子が騒がしかったしね。でも、きっと、ステージ奥にオケがいたせいだわ。今日の夜の演奏会ではオケが前に来るので音が変わるわよ」と言ってました。
写真の切れている部分の席がステージに変わり、ここにオケが立つそうです。


会場前はちびっ子達に楽器の体験会が行われました。うちのガキンチョは自分の番になって急に嫌がって楽器に触ろうともしませんでした。残念。


小さな女の子がチェロ弾いてます。


ホール前では鈴木メソッドの子供達が「キラキラ星」などを演奏していました。


ホールの写真。




シャンデリアは変わらず。






シンシナティ響の音楽監督の肖像画。



ルイス・ロペス・コボス氏。


パーヴォ・ヤルヴィ氏。現N響音楽監督。


マックス・ルドルフ氏。


トーマス・シッパーズ氏。


Music hall外観。いつ見ても素晴らしい外観です。





The Louisville Orchestra, Music Without Borders

2018年01月27日 22時14分43秒 | クラシックコンサート

1月27日の夜7:30よりSt. Francis in the Fields Episcopal ChurchにてLouisville Orchestraの演奏会がありました。

下の写真は、会場となったSt. Francis~ Church。実際は広い敷地を持った大きな教会です。


1月27日 7:30PM
Louisville Orchestra, Teddy Abrams (cond.)
J.Brahms 大学祝典序曲
J. Brahms 交響曲第2番
St. Francis in the Fields Episcopal Church, $20.00



この日はムスメが「Parent Night Out」、つまり「ちびっ子を6PMから9PMまで預かるので、その間、ご両親は二人の時間を楽しんで下さい」という粋なサービスを申し込んだので、私だけコンサート会場へ向かいました(ツマは家に残ってある試験のお勉強タイム)。

席は自由席で今回は二階、ヴァイオリンの後ろ側に座る。いつもの演奏会では座ることのできない位置、Teddy氏がどの様に指揮するのかバッチリ見えます。


カソリック教会の特徴ある構造で、ホルンの背後にはパイプオルガンが見られます。プロテスタント教会とは異なる礼拝堂の構造です。


お客さんの入りは200から300人くらいでしょうか。ステージがなくこじんまりとしていたので奏者との距離を近くに感じました。


大学祝典序曲から第2交響曲まで休憩なしの1時間40分(曲間の途中でTeddy氏の解説がありました)。
ヴァイオリンの音しか聞こえないかと危惧するも全体の音が聞こえてきて、主に守られている建物のせいか清涼な響きでした。演奏は豪快で若々しいエネルギッシュな演奏でした。
いつもの演奏会場では見られない演奏の合間の奏者の行動、ああ、フルート奏者は出番がないときに菅の湿気を拭ったりしているんだ、とか観察できました。

指揮者を正面に見るので、ヴァイオリンパートの方を見るとこちらに指示されている様でドキドキ。
日本に帰ってマンドリン合奏に戻りたい気分になりましたよ。

終演後の様子。今回は楽章間に拍手はありませんでした。




舞台袖ではなく「回廊」の方へ行っていました。


終演後、Teddy氏が出口で観客を見送っていたので、一緒に撮影をお願いしました。自分の番が来るまで英語で何を言おうか考えていますが、いざそのときになると考えていたことがすっかり頭から消えてしまって考えていたことと全く違うことを言ってしまいました。


日本では教会でオーケストラの演奏を聴く機会はほぼ無いに等しいでしょうから、今回のとても貴重な機会を与えてくれたムスメとかーさんに感謝です。


Louisville Orchestra 「Tchaikovsky Violin Concerto」

2018年01月16日 07時29分51秒 | クラシックコンサート
2018年最初のルイヴォ・オーケストラ演奏会へ行ってきました。
本ブログ既報通り、前日は強大な低気圧がやって来て氷混じりの雨と雪を降らせて、その日の公演は中止。天候が回復した13日土曜日の演奏会は無事、公演を行うことが出来ました。


プログラムは下記の写真。


指揮はいつもの音楽監督Teddy Abramsではなく「Jayce Ogren」氏。パンフレットによるとフィラデルフィア・エリアを中心に活躍、コンサート&オペラを得意とするアメリカ人指揮者のようです。

前半は二曲。両方とも初見。
申し訳ないのですが、私はシベリウスの交響曲とは仲良くなれず、どうしても分かり合えないのです(二曲目は第七交響曲)。


後半はメインのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。Vn独奏はコンサートマスターGabriel Leifkowitz氏。昨年2016/2017年シーズン途中よりルイヴォ・オケのコンマスに就任しています。その前はKnoxville Orchestra のコンマスだったようです(2011年より若干23歳で!!)。

確かなLeifkowitzの演奏技術、更に指揮のオグレンさんと所々でアインザッツを合わせるという光景を見て、オケも指揮者もコンマスのレイフさんを支えているのだと好感を持ちました。

残念だったのは、レイフさんの音が時々オケの音に消されてしまったこと。独奏を専門としている奏者はオケの音に埋もれず、奏者の音が目立つのですが、レイフさんは所々で音が埋もれてしまっていました。

それと、お約束の一楽章後に大きな拍手。所々でスタンディング・オベーション。予想通りの展開でした。日本の演奏会では考えられない光景です。


以前のオケのレベルを考えると、とても満足の演奏でありました。
右端は指揮者のオグレンさん、その隣が独奏者のレイフさん。


オケからお祝いの花束。




ほとんどの客席の方が立って拍手していました。



おまけ
夕食で訪れた「Gordon Biersch」。
まずはスープ。


そしてメインのNachos、Pizza。



Louisville Orchestra, 「The Greatest 」

2017年11月14日 23時10分48秒 | クラシックコンサート
妻が書いたルイヴォ・オーケストラ演奏会の感想です。本人の承諾を得て掲載しています。


11月4日に行われたルイヴォ・オーケストラ演奏会は創立80周年を記念した演奏会でした。

アメリカ、そしてルイヴォに来ていなかったらこの初演に立ち会うことはできなかった。
ルイヴォ・オーケストラが誇る世界のボクサー、モハメド・アリの生涯を描いた作品をルイヴォ・オーケストラの演奏会で聴きに行った。90分にわたる超大作である。


当団体の指揮者でもあり、この作品の作曲者でもあるTeddy Abramsの類まれな才能に言葉が見つからなかった。この若き音楽家がルイヴォ・オーケストラの音楽を蘇らせたとまで言われているが、実に彼の存在なくしてはこの作品は生まれなかった。
ナレーションあり、オペラあり、ラップあり、オラトリオあり、ダンスやパフォーマンスあり、当時の政治家たちや彼に影響を与えた著名人の言葉、様々な要素を取り入れ、聴覚とともに視覚でも飽きさせなかった。言葉の壁があり、理解が難しかった私たちにもこれらは一助となった。
これはもはやクラシックというより、一種の現代音楽であろう。

Teddyいわく、ボクサー以上に成熟した人として進化したアリは世界のシンボルである。

彼の生涯を取り上げることは、プロボクサーとしての輝かしい栄光だけではなく、陰である、人種問題、社会問題、宗教問題、人権問題、戦争と平和を焦点を当てて考える必要がある。
ベトナム戦争の徴兵を拒否したことから世界チャンピオンとボクサーのライセンスを剥奪され、裁判で争い、結果的に有罪判決が却下された。
自分の栄光を捨ててまでも信念を貫き通したことは、当時にとってはかなり勇気のいることであっただろう。

彼の苦しい生い立ちから生涯を考えると、私たちの想像を遥かに超えるものがあったのだと思う。
英語の理解力不足で細部は分からなかったが、かなり大雑把には彼の生きた道を知ることができた。このような機会を得たことに本当に感謝したい。
アメリカの社会問題から目をそらさず余すところなく取り上げたTeddyの姿勢にも評価したい。

作品の最後にアリのセリフが印象的だった。
"If you want to fly high,remember me!"
どんな苦難にも屈せず、生き抜いた彼が私たちを鼓舞するような言葉として心に響いた。

いつものクラシックコンサートとはまた違う、忘れられない日となった。









Louisville Orchestra,「Why Beethoven?」

2017年10月19日 00時00分35秒 | クラシックコンサート
10月14日はLouisville Orchestra 定期演奏会「Why Beethoven ?」へ行ってきました。

前半は音楽監督Teddy Abrams のベートヴェン第七交響曲の解説、後半は第七交響曲を演奏、と第七交響曲のみのプログラムでした。


前半のプログラム「A Musical Breakdown」となっていたので、「分解」ということはどういう事かと思っていたら、文字通り楽曲解説でした。
音楽監督自らのピアノとオケで解説していただいたのですが、残念ながらTeddyさんの早口の英語と私の乏しい英語力では全てを理解する事叶わず、時々、瞑想してしまいました。

印象に残っているのは第一楽章の4分台に現れるフルートの「ミミミミー、ミミー、ミー」を「EEEE〜、EE〜、E〜」と表現して笑いを誘っていた事。本人は笑いを誘うつもりだったのか、本気だったのかわかりませんが、しっかりと笑いを取っていました。


さて、休憩を挟んだ後半の第七交響曲、それはそれは活気溢れる素晴らしい演奏でした。例の一楽章の部分は客席から少し笑い声が出ましたが。四楽章は疾風怒濤、こんな演奏を聴くとレベルが上がったなぁと。
一緒にいたかーさんは「四楽章は好きになれない演奏」と言っていましたが(私に連れられて何回も実演に接しています)、それは個人の好みによるでしょう。


Teddyさん、若いせいか、棒(指示)の仕方がすんごく激しい。でも、その激しい動きにつられてオケも引っ張られてパフォーマンス向上するのでしょう。


ところで10月14日はバーンスタイン先生の命日。Teddyはマイケル・ティルソン・トーマス(MTT)に師事、MTTはバーンスタインに師事しているのでTeddyはバーンスタイン先生の孫弟子にあたります。
バーンスタイン先生の最後の演奏はボストン響との第七交響曲。Teddyはそれを意識して本日のプログラムに持ってきたのでしょうか?!

休憩中に隣の席の淑女とお話しましてお互いMini Series の定期会員でした。席はほぼ固定なのでまたお会いすることになるでしょう。定期会員になるとこのような出会いもありますね。

最後に演奏会前に食した夕食。





Louisville Orchestra, 2017/2018シーズン開幕

2017年10月01日 22時02分39秒 | クラシックコンサート
9/23(土)よりLouisville Orchestra の2017/2018シーズンが始まりました。今シーズン、我が家は全10回のうち5回の演奏会を任意で選択出来る「Mini series 」を購入しました。もちのろん、全て「古典音楽」のプログラムで固めました。


開幕戦のプログラムは下記の通り。指揮は音楽監督のTeddy Abrams 、ピアノ独奏に大人気の「Yuja Wang ユジャ・ワン」を迎えての演奏会です。


演奏前にはオープニング恒例の「アメリカ国家斉唱」。この風景には毎度感動します。

さて、一曲目はTeddyの先生・Ford Lallerstedt作曲「Mumbo! Jumbo!」。演奏後には師がステージに登壇しました。

二曲目にYuja WangのPf独奏を迎えてのラフマニノフ「ピアノ協奏曲第4番」。有名どころの「2番」だと勝手に思っていてパンフレット見て初めて4番だと言う事に気がつきました(大丈夫かね?!)。

ピアノの前にマイクが設置されて???マークがつきましたが、なるほど、ピアノの曲がオケに消されていました。超絶技巧を要する曲だけに残念。

Yujaさんは聴衆のスタンディングオベーション後にアンコールとして二曲(トルコ行進曲・カルメン)演奏してくれました。


休憩を挟んで、メインのチャイコフスキー第五交響曲。相変わらず楽章間で拍手する聴衆ですが、演奏は数年前から比べると格段にレベルアップしています。
当時は今回のような熱のこもった演奏を聞けるとは思いませんでした。四楽章の激しさも若いTeddy さんだから追い込めるのでしょう。
オケも成長しているのだから、聴衆も成長しようよ(と思うのは日本人だけ?!)。


最後に今年2017年はルイヴォ・オーケストラ創立80周年を迎えました。それを記念してCD発売、もちのろん情報は入ってましてTeddy
さんのサイン入りCDを注文済です。
11月の演奏会で80周年を祝うようです(この演奏会はMini series に入れていませんでした)。



おまけ
演奏終了後にサインすると聞いていたYujaさんが登場、目の前に現れて派手な衣装にドキドキしてしまいました。




ルイヴォ・オケの新譜CD にサインする音楽監督Teddyさん。


ルイヴォ・オーケストラ。今年のパフォーマンスも期待していますよ。



新日フィル「アフタヌーン コンサート シリーズ」

2017年07月22日 15時49分09秒 | クラシックコンサート
帰国休暇中の公的スケジュールを全て終えた21日金曜の午後、クラシコ・コンサートがないか調べたところ、新日本フィルハーモニー交響楽団の「アフタヌーン コンサート シリーズ」を見つけました。
帰国休暇中の貴重な昼間の時間にクラシコ・コンサートを聞くことが出来てとてもありがたいです。しかしながら自分的に「アウェー」な選曲でして、終始Jet rugとの戦いに挑まねばなりませんでした。

パガニーニ, ヴァイオリン協奏曲第一番
ベルリオーズ, 幻想交響曲
Vn独奏 戸田弥生
指揮 上岡敏之((新日フィル音楽監督)
すみだトリフォニーホール

幻想交響曲はクラシコファンには人気がありまして著名な演奏家のCDがたくさん出ているのですが私にはあまり馴染みがなく疎遠であります。

そのため、パガニーニ共々、Jet rug、いわゆる時差ボケとの戦いに苦しみました。
パガニーニはオケが十分鳴っていないような感じがしまして独奏部分の難しいパッセージも少々厳しく感じました。
幻想交響曲は三楽章まで時差ボケに苦しみ、親しみを感じる4&5楽章は終始起きてましてラストへ向けての迫力ある演奏を堪能できました(この楽章で寝る人はいないでしょう?!)。

日本のオケのおもてなしか、リスト「狂詩曲第ニ番」がアンコール演奏されました。この曲、10分ほどの演奏時間なのでかなり長いアンコール演奏でした。

今回、とった席は二階席4列。3階席に覆われているので今までの経験上、音響的にはあまりよろしくなく同じS席なら開放的な3階席の方が良いでしょうね。また、アメリカと比べて席も狭く感じました。

開演前のステージの様子。パイプオルガンが備えられています。


ホールの様子、きれいです。


パンフレットとチケット。


Indianapolis Symphony Orchestra, Carmina Brana

2017年06月11日 23時21分50秒 | クラシックコンサート
土曜日はIndianapolis Symphony Orchestra(ISO)の2016〜2017年シーズン最後の演奏会に行って来ました。
前半はバーンスタイン先生の詩篇を基にした「チチェスター詩篇」、後半はCarl Orff「カルミナ・ブラーナ」。

指揮は音楽監督のKrzysztof Urbanski、会場は本拠地のHilbert Circle Theatre。


ホール前にはサークルになっていて巨大なモニュメントが迎えてくれます。


こんなに明るくて夏を感じさせる日に熱苦しい「カルミナブラーナ」を聞かせるとはなんぞや、と思いましたが、いやいや、素晴らしい演奏でした。
前半の「チチェスター詩篇」、初見でしたが、二楽章のボーイソプラノの独唱、素晴らしかったです。ここから、既にこのオケの実力が三年前より良くなっていることが判りました。

今回のアメリカ赴任でえーと、いつだったか、2014年かな、初日はISO、翌日はシンシナティ響と2日に渡ってコンサートを聴いた事がありました。
「まあこんなもんか」ってな感じでしたが、昨日はまったく違いました。3年も経つと変わるものです。Urbanskiさんのオケのコントロールと統率は凄かった。音に迫力があって、私の地元ルイヴオ・オーケストラ、完全に負けてます。やられました。機会があれば来シーズンも行ってみたい。そう思わせるのに十分な2016年シーズン最後にふさわしい演奏会でありました。

開演前の様子。


後半のカーテンコールの様子。観客総立ち。


音楽監督のUrbanski さん、かなり若いです。


Time for threeのVn奏者、ISOのコンサートマスターに「復帰」していました。時々、その当時のパフォーマンスが出ていたような気がします。


第二Vn奏者の女性、この演奏会で定年だそうです。40年以上ISOで演奏したそうです。


2010年の同じ時期、その時はヴェルディ「レクイエム」。シーズンの最終公演はこうした大曲を演奏するのが慣例なのかな?!

Urbanski 氏、要注目の指揮者ですよ。

Festival of American Music 2, American Journey

2017年05月03日 23時30分46秒 | クラシックコンサート
日本は毎年の長期連休中。
ここアメリカはそんな事関係なく通常営業です。仕事のメール量が激減する時期でもあり、伝え漏れる情報も休みの雰囲気盛り沢山なので、なんとなく休みモードに入ってしまいます。

4月28日はLouisville Orchestra(LO) のCoffee Concertsへ行ってきました。昼間の演奏会なので通常のプログラムより曲目は若干少なくなっており、中間の休憩がありません。LOの2016/2017年シーズン最後のプログラムです。

前日までLO側のサーバーがダウンしてDonation割引購入が出来ませんでした。
当日、窓口に並ん某とした際、淑女から「二枚余っているからあげるわよ」的な事を言われて無料二枚チケットをいただいてしまいました。二年に一回程度、こういう嬉しいハプニングがあります。


曲目は下記の写真を参照。


前回のMTT客演に引き続き「オール・アメリカン・プログラム」。いつものクラシック音楽的な雰囲気は最初だけで、Saxophone奏者が現れた時にはJazzやジャズ・バンド、最後のLO Music Director のTeddy Abrams作曲「Selectons from The Greatest: Muhammad Ali」第三楽章はラップに語りを任せたりと。このコンサートに行かなければ、普段積極的に耳を傾けることは無いであろう音楽を経験出来て面白いプログラムでした。
日本で聞いたら「高い金出しているのに、なんだこの軽いプログラムは?!」などど思っていたに違いありません。


マーラーの第二交響曲から始まったLOの今シーズンのプログラムは全て終了しました。他地域のオケも5月中には今シーズンのプログラムが終了します。今シーズンはLOへ五回、足を運びました。
と思ったらIndianapolis Symphony Orchestraから広告が届いていて6月第2週にC. オルフ「カルミナ・ブラーナ」と演奏するから足を運ばないか、的な?!お誘いがありまして、多分、きっと、そのお誘いを受け入れると思います。

LOの2017/2018シーズンは9月から始まりますが年間チケット買おうか悩んでます。


Festival of American Music 1, A Celebration of Michael Tilson Thomas

2017年04月16日 11時31分47秒 | クラシックコンサート
昨日15日夜はLouisville Orchestraの演奏会へ行ってきました。


Music Director, Teddy Abramsの師匠であるMMTことMichael Tilson Thomas氏がLOにゲスト出演されたのです。これはルイヴォ・クラシック界にとっては今シーズン最大の出来事と言って良いでしょう(と勝手にいち日本人が興奮している)。


プログラムは、こちら。オール・アメリカン・プログラム。
オープニングはバーンスタイン先生作曲、これまたMTTの師匠にあたります。クラシック音楽をかじっている人なら既知の情報ですね。メインはガーシュウィンの「パリのアメリカ人」。


前半はAbramの指揮、後半二曲目からMTT指揮。
MTT氏の指揮になってからLOの音が変わりました。例えて言うなら、Abramsさんの指揮が若さと勢いとパワーで押し切る「硬水」に対し、MMT氏の指揮は熟練の自然に流れるような「軟水」のイメージを感じました。
決してAbramsさんの指揮が悪いと言うわけではありません。MMT氏の指揮がそれを上回っていただけなのです。

終演時に撮った一枚。70歳を過ぎたにもかかわらず、背筋がシャキッとした姿勢は素晴らしく年齢を70歳の年齢を感じさせないスタイルです。


こちらはAbramsさん。休憩時間に撮った一枚。1st Vnの奏者と談笑していました。



4月最後の週をもって今シーズンの全プログラムが終了します。