斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

大学院講義の一環で

2013年12月03日 22時06分57秒 | 講義記録
大学院のAdvanced Inorganic Materials という英語で行う講義があります。現在5回シリーズで毎週火曜日に担当しています。受講者は10人ちょっとでほとんどが留学生です。先週、ちょうど日刊工業新聞の1面に私の研究室の記事が載りましたのでそのことについて講義の中でふれまして、「それでは来週実物を見に行こう」ということになり、実験室に見学にいきました。これはそのときの写真で、まさに装置を動かそうとしている瞬間です。大きな音がして、みんなびっくりしている様子です。最先端のしかも実用化を必然とし、これまで実現できなかったようなパフォーマンスを出す試料を作るのですから、それはそれはデンジャラスなものですよ。こういう刺激を与えてもらって、初めて常識を打ち破る発見、発明があるというものです。


長岡技術科学大学の技術開発センターは、スケールが大きいとか、高密度エネルギーで勝負するとか、その辺ではそうそう体験できないような研究に満ち溢れています。机の上でできる程度の実験・研究なら、どこにいってもできます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする