斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

晴天の土曜日の午後

2015年02月21日 17時53分30秒 | 長岡技術科学大学の広報
大学構内を親子連れが散歩していました。


今日は土曜日ですが、大学ではいくつかの会議があり、そのための出勤です。

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NHK時論公論より

2015年02月21日 15時38分17秒 | 長岡技術科学大学の広報
NHKの時論公論で、水素技術が取り上げられました。

時論公論 「日本は水素で世界をリードできるか」というタイトルで、まさに私の研究室で行われている技術と周辺の技術が取り上げられていました。

日本が水素で世界をリードすることができるか、ということですが、まさにそうならなければなりません。

私の研究室でもっとも大きな仕事が、水素吸蔵炭素の開発です。
現在開発中の素材を使えば、700気圧で貯蔵しなければならない水素を50気圧程度で貯蔵することができます。貯蔵にかかるコストは同程度かやや高くなっても、圧力が700気圧という途轍もない高圧よりは50気圧というどこでも扱える程度の圧力となって安全性が飛躍的に向上すれば、それだけ普及の壁が低くなります。

水素炎を使ったセラミックス厚膜の合成では、CO2排出のない製造方法でセラミックスコーティングを行うことができます。本研究室では水素を貯める研究ばかりでなく、おそらく大学内で最も水素を消費する研究もやっているのです。

また、水素燃料電池セパレータも共同研究で実施していますし、健康ブームにより消費が伸びている水素水中の水素の微量定量もやっています。どうやったら、水素がサプリメントから放出されるか、などの反応設計もお手の物です。本物の水素サプリを提供することができます。

高圧水素から微量水素まで、水素に関するノウハウの集大成の研究室ですので、そういった意味でも時論公論 「日本は水素で世界をリードできるか」はみなさんに関心をもっていただきたい内容として推薦したいと思います。

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赤十字救急法講習会1日目

2015年02月21日 11時12分37秒 | 赤十字
今日は赤十字救急法講習会の一日目です。


朝9時に受付が始まり、9時半から学科講義を行いました。
今日は、赤十字救急法について、手当の基本、一次救命処置を講義しました。

救急法の第一は、自分自身の安全を確保することです。それから傷病者の手当てに進みます。ここに赤十字の明確な意思が表れています。
自分自身の安全を確保できるかどうか確認してから救助にかかります。安全が確保できなければ、通報に専念します。たった一言ですが、現場での難しい判断の基本がここにあります。

10時45分から実技が始まりました。こんな感じで行われています。手当の基本で、傷病者の観察を行っているところです。


なお、この講習会は毎年長岡技術科学大学で行われていたのですが、今年から中央公民館(旧長岡市役所)が使用できるようになったため、こちらを使っています。30名近い受講者が集まりました。

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晴天の雪国

2015年02月21日 11時06分40秒 | 長岡技術科学大学の広報
久しぶりの晴天となりました。

今日は、長岡市中央公民館で赤十字救急法講習会があるので、朝、車で移動途中に長岡名物の雪原の撮影できるポイントによって撮影しました。
普段は田んぼですが、冬は雪原となります。遠くに弥彦山が見えます。弥彦山までの直線距離は40kmくらいです。


大学の方向にもカメラを向けました。空気が透き通っているので、たいへんきれいに見えます。大学までの直線距離は3-4kmです。


途中の長生橋から信濃川を写しました。車両の停車中に写しています。


雪国に暮らしていて、住んでいてよかったと思うのが、晴天の雪景色をみているときです。

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浮くっちゃボトル

2015年02月21日 00時05分09秒 | 水難・ういてまて
那覇でのペットボトル救助例はメディアにも取り上げられて、たいへんな話題になっています。

その中で、「浮くっちゃボトル」という救命具の紹介がありましたので、いきさつについて解説します。
考案したのは、九州の若松海上保安部の方々(当時)です。

福岡県北九州市の方言、言葉なまりで「○○っちゃ」とのネーミングです。
だいぶ前から、海上保安庁第七管区海上保安部管内の防波堤灯台に設置され、また北九州市消防局の消防車にも搭載されています。

開発に当たっては、強い潮流の関門海峡で試作品に改良を加えながら実証実験を繰り返し、子どもがプールで使うビート版型が抱き心地良好であったことから、2ℓ横並び3連の形が出来上がりました。


佐賀県唐津市では「おくんち」という祭りから、浮くんちボトル

大分県では、浮くんでーボトル

沖縄県石垣市では、浮くさーボトル

等々様々なネーミングで全国展開されています。

この情報をいただいた海上保安官の方も水難学会の古くからの指導員です。長年の活動がこういう形で人の命を救うことになり、たいへん感銘を受けました。


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