斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

沼津沖でご遺体を発見

2018年08月27日 05時00分40秒 | 水難・ういてまて
これから、身元確認がおこなわれるようですが。

今年は川の水難がとくに目立ったと思います。なぜかはまったくわかりません。
海では密漁中の溺死が例年より減ったように感じます。

静岡大学の学生はあとお二人の行方がわかりません。無事を祈るばかりです。

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静岡大学 不明の女子学生がご遺体で発見

2018年08月25日 23時39分31秒 | 水難・ういてまて
たいへん残念な結果となりました。
ご冥福をお祈りします。

今回の水難は、陸上にいながら海に引きずりこまれる、戻り流れの可能性が高い。
戻り流れによる多重水難は、平成26年5月4日に新潟県上越市で発生した5人が亡くなった水難をあげることができます。

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銭函海岸の水難事故調査が始まりました

2018年08月24日 20時10分13秒 | 斎藤秀俊の着眼
水難学会では、一度に3人以上の犠牲者を出した水難について、事故調査委員会を現地に派遣して、事故調査を行っています。一度に複数人が犠牲になる水難には、かなりわかりやすい原因が見つかります。それを各方面の研究者が集まって、測定などを駆使してデータ収集、解析をおこない、その解答を探ります。

一昨年は、石狩海岸で4人の若者の命を奪った水難が発生し、昨年、その調査を行いました。
昨年は、小樽の銭函海岸で3人の高校生の命を奪った水難が発生し、今日からその事故調査が始まります。
私は残念ながら大学の用務のため出席できませんが、後方から事故調査委員会の支援を行っています。

水難と人間との歴史は有史以来のものですが、これまでこのような本格的な事故調査は行われていません。
小さな学会ですので、予算は限られており、ほとんど個人のポケットマネーで賄われています。
そういう中でも、ご遺族の心に少しでも寄り添えること、事故原因が特定されれば、それをういてまて教室に生かし、次の犠牲者をださないように啓蒙できること、このような形で社会に貢献できればと思います。


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3人が行方不明 静岡

2018年08月23日 20時08分22秒 | 水難・ういてまて
静岡大学の学生が海岸で行方不明ということ、無事をお祈りしています。

もし水難だとすると、現場の大谷放水路の付近に設置されている消波ブロック群の隙間に発生した戻り流れに持っていかれた可能性が大きいです。

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流されて死んだのではない

2018年08月22日 12時27分45秒 | 水難・ういてまて
昔からよく新聞などでみます。

xxさんが溺れて、その後病院で死亡が確認された。現場は離岸流がよく発生する場所だという。

文章的には読者に妄想させる文章で、離岸流に流されて亡くなった、と勘違いさせます。元々離岸流に流れると死ぬのか?と疑問符が記者の頭によぎるのでこういう文章構築となります。

もちろん、溺死の主要因は窒息することであるから、口鼻が水面下となった時に死ぬわけです。だから流れで死んだのではなくて、呼吸ができなくて死んだのです。

離岸流の流されたって、足が立つような場所では早々呼吸に失敗しないし、浅いところに運ばれたら、歩いて戻れます。

要するに流されたって、呼吸を維持できればよいのです。

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