みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌/ さいたま市にて

2024-11-23 07:02:00 | 日記


『みなみの梅やん介護日誌』は連載が終わり、絵描きの先生に依頼して10分間の動画にまとめていただき、ブログにて公開しようかと考えています。

昨日は妻と共に、徳島から新幹線で上京し夕方近くになって、埼玉の長男宅に着きました。親子3人で焼肉を食べながらの会話が楽しかったです。認知症の初期段階にある妻は、息子に向かって、自分が幼少の頃に楽しかった家庭の様子を豊かな表情で話していました。長男はじっと耳を傾けていました。かつての梅やんが介護する私に話してくれたように。

なお、『みなみの梅やん介護日誌』には、妻のことをほとんど触れていません。それは妻の了承を得ていては書けなかったからです。妻も見ることがあるだろうし。家人としか表現していない記載もあります。

私の妻は生まれつき右上肢が機能不全でした。昭和27年2月、産まれて2日目に、くっついていた右手の5本の指を町医者が切り離す手術をしてくれたそうです。そのために箸を持てるようになりました。鉛筆で字を書くこともできるようになりました。身体障害者手帳4級の障害程度ですが、障害福祉年金の等級には該当しません。私が梅やんの認知症介護をするようになった時、妻は「あんたが見なよ」と言いました。私の家庭がそういう事情であった事を付け加えておきます。