ちょうど一年前の今日の午後5時から梅やんのチェーンストークス呼吸が始まった。私は1人で母の看病にあたった。痰がゴロゴロいうので吸引器で吸入した。白い痰がたくさん出て来た。熱は上がらずだが、指先の酸素が低下し始めた。顔面が今までになく蒼白になり苦しそうな表情になった。せこいか?と聞くと、「せこい」と言う。朝まで頑張ろう。月曜になったら病院へ連れて行こう。最後の夜、梅やんは眠ることなく朝を迎えた。
昨日は晴天に恵まれて黒瀧寺御住職により梅やんの法事をしました。
法話で、お釈迦さまの世界では、人は物が食べれなくなったらガリガリに痩せてミイラの様になって死んでいくのが自然と考えられていると話されました。
2009年に私が受講した経済学の講座の教科書に梅やんからの「手紙」が貼り付けてありました。
平成21年で母がアルツハイマー型認知症を発症する2年前のものです。「3万円入れておきます 大切に使ってください 母より」と書いてあります。その年にあった議員選挙に使わせてもらったように思います。経済学の講座の受講料にも使ったのでしょう。
きょうだいの見舞い。
新緑。
ファガスの森の梅やん。
5年前に私は梅やんを乗せて川井峠から穴吹へ出たことがあります。峠近くにシャングリアというレストランがあってカレーライスとコーヒーをいただいた記憶があります。庭にある樹木の間にハンモックが釣ってあって私が休もうとしたら切れて落っこちたのでした。
高城山と樫戸丸
昨日は木屋平国保診療所を訪ねました。徳島県内のへき地医療の中核的な指導教授先生からお話を伺うことができました。
梅やんを13年間に渡り療養介護した私は患者家族として関わって来たものですが、木沢診療所や上那賀病院を担う医療者側の事情もこの度よく理解できました。市町村基礎自治体は看護職や介護職の育成に取り組まなければなりません。