みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 梅やん、年賀状書けず

2020-12-30 22:02:00 | 日記


12月30日のことですが、私は坂州郵便局に行き年賀状を買ってきて、梅やんに差出人の名前だけを「梅子」と書かせようとしましたが、今回はよう書きませんでした。
木沢は風雪になりました。


ヤギたちは初めて経験する強い風混じりの雪に驚いていました。
夜には梅やんのズボンがゆるいと言うので、ズボン下の2枚と共にゴムを替える作業をしました。


このような事を私が梅やんにしてあげるのは初めての経験でした。込み上げてくる感情がありました。


夕食は頂いたものばかりでした。
その後は、「誰かお客さんが来る」と2時間くらい変なことを言っておりましたが、強制的に9時半に寝させました。
食後の薬も「これほど飲むと身体に悪い」と言って飲もうとしませんでした。「ここはワシのうちじゃ!出ていてくれ」と言う梅やんです。
それでは今日はこの辺で。








みなみの梅やん介護日誌 黒滝山

2020-12-30 06:01:00 | 日記
写真は黒滝山です。住民の元気な人はお寺の年末の大掃除に行きます。

実家に帰ると、梅やんの記憶は入所前に戻りました。一昨日のショートステイからの帰り道には、「何処へ行くんぞ?木沢って昔おった家か」、「瀬津から近かったのう」、「子どもらを育てたところか?」と聞いてきておりましたが。まあ、何処におるのか分からない世界よりも実家は精神の拠り所になることでしょう。


荷物の中から老健うぐいすからもらったコップとオモチャが出てきました。
ショートステイのうぐいすでは作業でウシを作ったそうです。



昨日は、昼間にチイ叔母におかずを炊いてもらったので、私は梅やんをくるまに乗せて、府殿までもらいにいきました。


チイ叔母にヨーグルトをもらって食べております。



普段は四季美谷温泉への車がよく通っていた年末ですが、町営バスが空便で走るだけで、車が通りません。静かな年末です。


ヤギたちはここに来て半年が過ぎました。実家の周囲の放牧場に出してあげると草を食べております。サルが残りユズを食べに来てギャーギャーと騒いでおります。庭先に老婆がひとり立って居ります。
昨夜は梅やんに安定剤を飲ませて早く寝させました。
今日も一日ゆっくりお休みしましょう。
それでは今日はこの辺で。









みなみの梅やん介護日誌 干し柿を食う梅やん

2020-12-28 20:58:00 | 日記
今日の午後に梅やんはショートステイを退院して木沢に帰りました。


神山町神領のスーパーで買い物をして来ました。


高城山には雪があります。


実家に帰ると、くつろいでおります。電話をかけるように言うと、チイ叔母とセツ姉にはかけれましたが、フミ叔母には失敗してチイ叔母にかかりました。


梅やんは食後に干し柿を3つも食べました。梅やんは平気で、チイ叔母が食べれないのでたくさんくれた物を噛んで食べました。歯が丈夫な梅やんです。


明日からまた24時間の在宅介護です。
ヤギもウサギも元気でした。
それでは今日はこの辺で。




みなみの梅やん介護日誌 三嶺の雪

2020-12-27 21:57:00 | 日記
今朝は梅やんの洗濯物を干してから東祖谷山方面へ年末の集金に行きました。


東祖谷山は雪がありました。
すでにお正月を迎える準備が出来ておりました。


京上の国道脇には「またもんてこいよ」の大きな看板が出ていました。奥深い山村の年末の風景です。木沢と同じように人影も車もほとんど見当たりません。


お正月のお餅をいただいて帰りました。聞いた話では、国保東祖谷診療所では整形の木下医師が人気が良くて患者が多いそうです。自治医大出身の先生はこのような僻地で頑張っておられます。去年は木沢診療所で梅やんがお世話になりました。
私は40年ほどこの秘境の地へ仕事に通っておりました。


よみがえれ!四国の農山村。梅やんたちはこのような山村の最後の住民です。認知症になっても粘り強く住み続け、実家療法を行っていきましょう。
明日、梅やんは石井の老人保健施設を退院して木沢に帰ります。
それでは今日はこの辺で。





みなみの梅やん介護日誌 冬の季節

2020-12-24 20:47:00 | 日記


今日は木沢の実家に居ると、チイ叔母が山羊に与える大根菜を持って来てくれました。


ヤギたちは喜んで食べました。
私は梅やんの洗濯物を洗って干しました。ヤギに数日分のエサを与え、紙オムツを燃えるゴミの袋に入れて県道まで出しました。


昼前から山は雨になりました。


年末まで門戸を閉めておきます。ですが、盗られるような物は置いてありません。


冬の大とどろの滝です。


雨に濡れた冬のカマガ谷です。


土須峠には雪だるまが有りました。


峠付近も雨に雪が溶けていました。


私は石井町の老健施設うぐいすへ梅やんの着替えとタオルを補充しに寄りました。そして、貞光のインドラでコーヒーを飲みました。雨の中、暗くなりました。ふと、この辺りから定時制高校の同級生が来ていたことを思い出しました。あれから50年になります。青春時代は昨日の事のようにも思えます。
井川町で夜の集金に回り、7時から自宅でケーキを食べました。本日はこれにて終了です。それではまた後日に。