みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 梅やん木沢へ

2019-09-30 15:46:11 | 日記
今朝は8時過ぎに池田のデイサービスへ梅やんを迎えに行きました。看護師さんに昨夜は寝たかしらと尋ねると、「2時間おきにトイレに起きていたけれど尿パットでいけた、まだ梅子さんはし良いわ」と言ってくれました。
神山の峠で休憩
木沢へ帰る途中はもったいないくらいの良い天気でした。
岳人の森でコーヒーを注文して休憩しました。
コーヒー
木沢に入ると高城山がきれいに見えました。
高城の雨量計の塔
午前11時半に実家に着きました。
洗濯物を干そうとする梅やん

夕方はまた雨になりました。

ウコッケイ3羽は無事に生きていました。梅やんにも異常はありませんでした。
それでは今日はこの辺で。

みなみの梅やん介護日誌 梅やん、歯の治療を終える

2019-09-26 23:11:03 | 日記
梅やんは池田のデイサービスが終わると、午後4時には西井川の歯科医院へ入りました。
診療中の歯科医院
今日は歯にかぶせ物をして終わりました。一応全部の治療が終わったのでしばらくは大丈夫とのことでした。
梅やんの歯は90歳で25本残っているそうです。厚生労働省の8020、80歳で20本を上回ります。
歯科医院を出る梅やん
歯科医院の前は吉野川です。その向こうは猪鼻峠を越えれば香川県です。梅やんはまた車に乗り込み、池田のデイサービスへむかいます。今夜から4日間、デイサービスに泊めてもらいます。ゆでたまごとヤクルトをもたせました。1泊5000円です。

私はその間、明日は東祖谷山まで得意先の集金です。あさっては徳島市で法人の理事会議に出て、しあさっては残りの集金をする予定で日程が詰まっています。丈夫な歯のおかげで梅やんは身体が元気なので、私もこのような忙しい生活を送る事が出来ます。
それでは今日はこの辺で。2〜3日ほど日記を休みます。また後日。

みなみの梅やん介護日誌 鮎喰川の秋桜

2019-09-25 20:05:00 | 日記
昨日の梅やんは、朝起きるとパジャマズボンの上に外出用のズボンを履き、履き替えさせました。ゆっくりと準備をして午前10時半に実家を出ました。 秋の空、実家の庭より
神山の峠、国道193号線で吉野川市へ出ます。
オオトドロノタキ
大轟の滝から大釜の滝の上までは台風の大雨でスーパー林道の土砂崩れがあり、赤濁りでした。上で崩壊した土砂は流れに乗って長安口ダムまで下ります。
大釜の滝の上流はきれいな清流になっていました。
釜が谷トンネル
清流釜が谷
ファガスの森は通行止めで休みです。
神山の岳人の森で昼食を食べました。
岳人の森
蕎麦定食
峠を下ると、鮎喰川の上流です。きれいな秋桜を道端に植えた人があり、ちょうど今花を咲かせています。
鮎喰川のコスモス
もう一つ、峠を越えて旧の美郷村へ出てきます。
みさとの秋
私は運転手。美郷への峠道で半時間余り昼寝をして休みます。頭を休めないと継続してはカーブの多い道を運転することができなくなるからです。
午後4時に三好市の私の家に着いて、梅やんは休憩です。梅やんはこの私の家に平成23年10月から平成30年4月上旬まで住んでいたのですが、「ここはモリのいえかい?それなら安心じゃ」と聞いてきます。
午後7時半、夕食後早めに寝させました。寝る前に、夜用の紙オムツをトイレに持って入りそれを置いたままトイレから出てきます。瞬時の短期記憶が保てなくなり、今することを忘れるのです。古い尿パットをむしり取って夜用の紙オムツを紙パンツの中に敷くように強制的にします。思い悩むことは忘れてしまうのでしょうか、よく寝ています。
今日からは5日間の池田のデイサービスです。それでは今日はこの辺で。

みなみの梅やん介護日誌 木沢の社協デイサービス

2019-09-25 04:07:19 | 日記
昨日の梅やんは、朝、元気良くデイサービスの迎えの車に乗って出かけました。

朝は天気が良かったけれど、後は降ったりやんだりで草刈りは出来ません。
ニワトリの想い出1
ニワトリの想い出2
それで鶏舎の扉を鉄柵を入れて修理しました。思えば、ナゴヤコーチンやチャボは、随分と梅やんの療養の助けになりました。卵を毎日産んでくれて梅やんの栄養になりました。ニワトリの世話が梅やんの日課になり生き甲斐になっていました。まだウコッケイが3羽残っていますが、彼らはあまり人間になつきません。また何か考えてみましょう。

木沢の社協デイサービス
4時前にデイサービスへ迎えに行ってみると、8人が輪になってタオル体操をしています。認知症になっても少人数のケアをしてもらえる日中預かりです。地域密着型デイサービスを社会福祉協議会が運営しています。梅やんは元気な時からここにもう24年間ほど通っています。
認知症対応共同生活介護のグループホームについては、那賀町内には民間社会福祉法人の2施設合計18人分があります。これは要介護度2まで。次の段階は特養ホームで、要介護度3からの入所のようです。
梅やんの場合は出来るだけ長く地元のデイサービスを利用させてもらおうと、私は考えています。
トイレに行ってきた梅やん
寿命が伸びて認知症が発症したら、その病気の進行を抑えて重度の認知症の期間を出来るだけ短くするという作戦です。今日もデイサービスの後は週一回の骨粗しょう症のテリボン皮下注射を木沢診療所でしてもらいました。これは転倒骨折の予防です。
その後、梅やんはフミ叔母宅に立ち寄り、キミちゃんが炊いてくれたカボチャのおかずを頂いて帰りました。
カボチャを食べて写真を見る梅やん
帰宅すると、先日の敬老会の時、役場の人に3姉妹で写してもらった記念写真が出来上がり、郵送してくれていました。また来年も敬老会に元気で来てください、との手紙が添えられています。
今日は月末の移動日です。梅やんも三好市へ行って、明日は歯科治療の予約日です。それでは今日はこの辺で。

みなみの梅やん介護日誌 坂州木頭川のアユ

2019-09-24 04:45:17 | 日記
台風の大雨が過ぎ去りました。昨日の朝、4時半にウコッケイ雑種の雄鶏が叫び声を上げたので雨戸を開けて大声を出すと、庭から小動物が逃げて行きました。雄鶏は無事でした。
洗濯物を干す梅やんと雄鶏
梅やんは朝一番に「これは私の歯ブラシか?」と聞いて来ます。次に「今日は日曜か?」と聞いてきます。私は、休みでない日はデイじゃ、と答えます。尿の紙オムツを袋に入れて外へ出すように指示すると、「この重たい小便は誰がしたんぞ、ワシはした覚えない!」と言います。梅やんの朝は全てが分からないことから始まるのです。
朝食後、梅やんは洗濯機から洗濯物を取り出して外の竹竿に干しました。私は朝からニワトリ小屋の修理作業に汗を流しました。梅やんは食器洗い、昼食、午後は家の上の県道、柚子ばたけ、水の元辺りまで歩行訓練リハビリと順調に休日を過ごしていました。
金網を破ってイタチかテンが侵入
午後3時ごろから梅やんは「コメが無い!飯炊かにゃいかんのにコメがない」と5時までウロウロして目が血走っていました。私は作業が忙しいので、放っておきます。
5時前に、チイ叔母が鮎とキュウリを持って来てくれました。フミ叔母くから頂いた鮎をお裾分けしてくれました。アユはケイコクソウノ主人が坂州木頭川で取って冷凍しておいた天然モノです。

アユのにおいは懐かしい親父の匂いがします。リキさんもアユを毎年たくさん取ってくれました。夕食のオカズはアユの塩焼きです。
鮎を食べる梅やん
梅やんは夕食を済ませて、薬を飲み、風呂に入り、そのまま寝ました。考えてみれば、梅やんは一日中で水分を3度の食事のお茶と薬の時の水だけでした。これが続くと脱水になるなあ。認知症は水分を取らないと余計に悪くなります。
夕方の山と川
この3連休、私は梅やんの見守りと世話ばかりでした。認知症対応共同生活介護グループホームの入所費用は安い所で月11万円もかかるそうです。それでも空きがないという地域包括支援センターがあります。家族の見守り労働力はとても価値ある事なのです。
今日は木沢診療所受診日です。それでは今日はこの辺で。