みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 孫、ひ孫来たる

2021-12-31 05:45:00 | 日記


昨日はユキ妹が味噌汁を作ってくれました。妹とはお互いの独身時代の1〜2年間を北島町の一戸建てアパートに住んだことがありますが、母親と子ども2人で実家で年末を迎えるのは初めてのことです。数えで93歳の梅やん、69歳の次男、67歳の次女の3人がこの木沢の家で年の暮れを迎えました。元旦にはセツ姉が来てみてくれます。94歳で逝った父リキさんの遺言は「母さんを頼むぞ!」でした。


午後にはシゲの孫エリちゃんたちが見舞いに来てくれて、梅やんは嬉しそうに笑みを浮かべて上機嫌でした。


孫たちは四季美谷温泉へ行きました。



この後、梅やんは家で風呂に入りました。今回も洗い場で便が漏れ出したのでユキ妹が直腸あたりの摘便をして、尻を先に洗ってから湯船に入れると、後の便失禁はしませんでした。梅やんの入浴には介助人が2人必要です。
さて、今日は大晦日。




今朝は雪が積もっているそうです。それでは今日はこの辺で。皆さま、良いお年をお迎えください。








みなみの梅やん介護日誌 夜中の梅やん

2021-12-30 06:56:00 | 日記
午前1時、ゴロゴロと音がしてアーアーと声を出す梅やん。口から細いホースを入れて唾液を吸い出す作業をして、次に鼻から同じように吸い出します。今は2時半、やっと梅やんは楽に呼吸ができるようになり、やや静かになりました。
私は九州の海岸に居て、引き潮の海に流され、岩山に泳ぎ着いたら多くの人達が高波から逃れようとしていました。私は携帯電話で家族に連絡を取ろうとしましたが見つかりません。3メートルを超える大波が襲って来ます。夢でした。


昨日はユキ妹が来てくれているので、朝のオムツ交換と下の洗浄を2人で協力して行いました。10時から坂州のフミ叔母宅へより挨拶をして一時を過ごしました。この地域は坂州木頭川が長安口ダムに流れ込む所です。剣山やニシミネ山、高城山などの崩壊土砂が川底に堆積してダムを埋めています。数年前から堆積土砂を除去する砂利産業が盛んです。木沢はこれだけが主要な産業になっております。


ユキとフミオバは数年振りの再会です。


梅やんはマイカーの助手席に乗って寝ています。ここで少し時間待ちしてからマツモト理容店へ行きました。


2ヶ月振りに髪を切り、毛剃りをしてもらいました。


その後帰宅して、昼食の後は家で寝て休息をして、また夕食の時間には高栄養流動食をお腹へ注入し、夜は30分間ほど関節可動域訓練のリハビリをしました。吸引は昼間3回、食事は3回、車椅子での外出、リハビリと在宅での日課をこなしました。そして夜には苦しそうな息をするので吸引を行い、体位交換をしました。
そして、先に書いた私の夢の記事のところになるわけです。
今日は朝一番にヘルパーさんが来てくれる予定です。午後はユキ妹と2人がかりで梅やんを入浴させます。


今朝の我々の朝食。

梅やんの朝食。


それでは今日はこの辺で。



みなみの梅やん介護日誌 梅やんの入浴

2021-12-29 08:59:00 | 日記


昨日はユキ妹が掃除など家事をやってくれて、懸案であった障子紙の部分的な張り替えをして梅やんの部屋に冬の隙間風が入らなくなりました。


新しい紙は白く輝いております。チイ伯母も来てくれました。ニシメのおかずを持ってきてくれました。


早朝よりヘルパーさんが来てくれ、11時にはケアマネジャーのハヤカワさんが来てくれました。ちょうど、梅やんが口腔でゴックンと唾を飲み込んで、この場合は胃に入っていくのだと看護師のハヤカワさんは言います。喉頭の蓋ができて食道から胃へ唾液が入るのだそうです。むせなければうまくいっているとのこと。


昼食の後、梅やんを風呂に入れました。入浴用車椅子はうまく機能し、浴室まで運べます。十分温まり体を洗った後、変な匂いがしてウンコが出てしまいました。親指くらいのやわらかい便が出ました。年寄りは風呂場も便所も区別なしです。
爪切りをして仕上がりました。さっぱりとして体の匂いが無くなりきれいになりました。


夕方、私はヤギの餌になる木の葉とハナシバを取りに小畠まで行ってみました。高城山と樫戸丸がきれいに見えました。


西三子山や勝浦方面の山がよく澄んだ空の下に見えます。
帰る途中、平山の所で地下足袋王子に会いました。お母は元気になったか、と聞いてくれました。それにしてもこの集落は人が減ったものです。上のヒガシタニは居るふうにないし、ナカガワとナガオとヒライとウチだけではないだろうか。
さて、今日は梅やんを散髪に連れて行ってみようと思います。
それでは今日はこの辺で。








みなみの梅やん介護日誌 ユキとの再会

2021-12-28 06:59:00 | 日記


昨日は木沢から日和佐へ梅やんを迎えに行きました。那賀川の川口ダムから南へゆるやかな道路を赤松へ抜けて下ると日和佐です。私はマイカーのガソリンの補給や灯油、テープ留め式の紙パンツ、エタノール消毒液などを購入してからヒワサ荘に少し遅れて行きました。先月分の介護費用の支払いを済ませて、職員さんが3人も見送ってくれて、梅やんは帰りました。


車の助手席に1時間ほど乗って、木沢の実家に着きました。この度は入院からそのまま施設ショートステイしたので、家は34日ぶりです。


日当たりが良くそんなに寒くはありません。


先に、チイ伯母とフミ伯母が会いに来てくれていました。


12時半からイロウの栄養食をとり、喉の吸引をして、在宅療養を開始しました。


徳島県の過疎地の一軒家では認知症と重度身体障害者となった梅やんの在宅療養が行われています。ここは在宅療養の拠点です。この家は70年前に父リキさんが建てて家族が住み、祖母のクニエを看取り、リキさんがここで8年間の在宅療養をして亡くなり、今は母の梅やんが最期の療養生活を送っております。樫戸丸を眺めるこの地にも長い年月が経ちました。


日の短い冬の夕方は5時になると暗くなりまじめます。四季美谷温泉行きの町営バスが実家の上で止まりました。ユキ妹が3年目に帰省して梅やんに会いに来ました。


バスの運転手が荷物を下ろしてくれました。彼らも木沢中学の同級生だそうです。


梅やんは、「おう!」と娘と言葉を交わしているようです。


今朝は5時から吸引して6時からイロウの朝食です。梅やんは、口腔ケアをしてあげる私に噛みついてきます。元気です。
それでは今日はこの辺で。












みなみの梅やん介護日誌 ヤギの移動

2021-12-27 03:48:00 | 日記
昨日、マイカーは昼の12時10分に井内ヤギ農場を出発して、徳島市回りのコースで午後5時48分に木沢の実家に着きました。途中で2回の休憩をしました。5時間の旅はヤギも疲れるのでしょうか、すぐに小屋に入って、2匹がくっついて寝ていました。
さて、木沢は雪も降っておらず、寒いだけです。
今日は8時には出て行って日和佐へ梅やんを迎えに行きます。昨日、施設に電話連絡入れると、変わりないとのことでした。


この写真は去る6月14日、実家で元気にキビを食べる梅やんとヤギ君です。実家での元気な最後の写真です。美味そうに笑いながら食べています。





それでは今日はこの辺で。