みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 平穏な梅やんの一日

2020-05-21 04:47:00 | 日記
梅やんは、夜寝る前に炊飯器からご飯を容器に移して、それを冷蔵庫に入れる癖があります。その為に朝のご飯がカラカラに乾燥して固くなります。空になった炊飯器でコメを炊こうとして探し回ります。コメは私が隠してあります。


ですから朝ごはんは大抵が硬いご飯になります。梅やんは「かたい、かたい」と言いながら食べます。当たり前じゃ、お前がしたことじゃないか、と言ってやります。梅やんは、「ほんなら、もうせんわ」と言いますが、また繰り返します。


昨日の朝、梅やんは元気に袋を手に下げてデイサービスの車が来る前に歩いて出かけました。デイサービスでは2日に一度の一般浴の入浴をします。袋には下着の着替えを一式持たせております。この日は入浴日でした。


私が4時過ぎに家の裏山での作業を終えて帰宅して休んでいると、デイサービスの送りの車で梅やんが帰ってきました。白いウサギさんが車の陰で陽を避けながら、梅やんを迎えています。梅やんは、「このネコをかいよんか」と聞いてきます。梅やんにはウサギではなくネコのようです。


夕食前には台所の三角ゴミ入れの残飯をチャボに与えます。梅やんの食いかけの残飯が毎日出ます。ニワトリたちが固い飯の残飯を楽しみにしております。これも梅やんの仕事です。




昨夜の梅やんは自分で風呂にお湯を入れました。スイッチをONにして赤い蛇口をひねればお湯が出てくるのですが、昨夜はこの動作が出来たようです。出来ないことが多いのですが。とはいえ、梅やんは昼にデイサービスで風呂に入った事は忘れていて本日2度目の風呂です。入浴している間に尿7回分の紙パンツを着替え用に出して置き、昼間の紙パンツはゴミ袋に捨てて置きます。
こうして私は先に寝ます。これで一日中、梅やんと喧嘩することなく平穏に終わりました。
私は昼間9時半から4時まで裏山のスギを75年もの3本と30年もの3本を切りました。密集して生えていて中には立ち枯れています。このままでは集中豪雨で崩壊する事もあります。役場が事前調査をして「土砂災害危険区域」に指定しているため、私は横筋状に太い木を間伐しております。昼間の肉体労働は疲れますが、介護ストレス解消にはなります。
それでは今日はこの辺で。






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