みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 サンダル工場の街

2020-07-10 09:59:00 | 日記
昨日は午後2時半に梅やんを連れて木沢を出て、徳島市の沖洲へ向かいました。市内の福島橋を渡るとき、私は梅やんに、昔、兄弟がこの近くの新南福島の街のサンダル工場で働きながら城東高校夜間定時制に通っていた事を話しました。梅やんは「そうか、それでシゲフミは今はどこへいとるんぞ?」と聞いてきました。どこへもいとるまいと言うと、「死んだんか」とやっと梅やんの記憶が戻ってきた感じでした。あの頃の母は、夜間に行われた高校の入学式や卒業式にわざわざバスを乗り継いで山から出てきて保護者の席に座っていてくれたのでした。梅雨空の下、港沿いに車を走らせ沖洲に居る長女セツの家に向かう間に私は、長い歳月が経ったものだと思いました。


私は、夕食をセツ姉宅でよばれて、徳島自動車道を西へ、美馬インターで降りて自宅へ帰りました。剣山方向の端山の辺りの妙な形の山が霧の中に際立って見えました。大雨にならなければ良いのですが。
それでは今日はこの辺で。


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