みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 梅やんの記憶力

2019-03-19 06:20:45 | 日記
昨日は木沢のデイサービスが設備の修繕工事の為に休みでした。私は所用で阿南市まで出かけ、梅やんは独りで家に居りました。

朝食の時、梅やんは、「イーやんが死んだといよったのう」とふと声を漏らしました。一昨日の昼にチイおばから電話があり、近所のイーやんが病気で亡くなったと梅やんに知らせてくれていました。1日前の事を梅やんは覚えていました。イーやんは入院する前に飼っていたウコッケイをくれた人でした。
イーやんがくれたウコッケイ

昼前にチイ叔母さんが里芋と干し大根を煮付けたおかずを届けてくれたらしく、夕方帰ってみると、それらが食卓の上にありました。それで、私がチイおばがきてくれたのかと尋ねたのですが、「チイは今朝から来とらん、これは誰がくれたんだろう?」と言います。電話で確認してみると、チイおばが公民館での集団体操に行く前に持て来てくれたとのことでした。今日の昼前の事を梅やんは忘れていました。 夕食のお菜

また、午後に誰かがホウレンソウを届けてくれらしく玄関にたくさん置いてありました。梅やんに尋ねてみると、「イワオさんが持て来てくれた」と、ハッキリと答えました。それで私が瀬津のシマちゃんに電話してお礼を言いました。シマちゃんくのイワオさんが言うことには、今日の梅やんは、ワシのことも覚えていてしゃっきりしとったぞ、とのことでした。ホウレンソウは公民館の集団体操の後で、イワオさんが持て来てくれたのでした。
ホウレンソウをいただいた

それで、夕方、ホウレンソウをゆでるように私が指示すると、梅やんはうまくゆで上げ、ふりかけと醤油で混ぜて仕上げました。梅やんの記憶はどうなっているのでしょうか。

「記憶は、新しい経験が保存され、その経験が意識や行為の中なかに再生される機能である。経験を記銘し、それを一定期間貯蔵して、その後に再生する過程を含む。」と本には書いてあります。これが良かったり、悪かったりの梅やんです。

それでは今日はこの辺で。雨が降っています。一日中雨が降るようです。





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