木・うんちく

木材と人間の関わりを考えて思うままに・・・

250.橿原神宮で人工木材と無垢の木材と比較する

2021-10-27 08:58:55 | ウッドデッキ
孫のお宮参りで奈良県の橿原神宮に行ってきました。
初代天皇の宮のあったところ。
広大な敷地。荘厳な雰囲気。
その池の周りの回廊風のウッドデッキ。
色あせているので材種は分かりませんが、
イペかなぁ。ウリンかなぁ。ウリンなら30年経過しても腐ることもなく同じ雰囲気のはず。
このような神社に似合った構築物です。


ところが池の周りを廻って中ほどまで行くと、池を渡る橋がかかっていました・・・・
何、これ。この汚いの。
歩いて削られてしまうところは以外は、人工木材特有の経年変化での汚れ。


とってつけたような擬宝珠がさらにひどさ感を演出


手摺笠木のジョイントは人工木材特有の変形で危ないし、見栄えも良くない。


どう考えても色あせても無垢のハードウッドの方が優れている。


なぜ、こんな日本の歴史の根幹のような文化あふれる場所に、人工木材なんか使ったんだろうと思いますが、
さらに、いつものパターンであれば、変形や汚れでハードウッドのデッキよりも早く解体撤去されてしまいます。
公共の場所には、人工木材は不向きなんですが、これがなかなか理解されません。
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