私がこれまでで見た中で「これは素晴らしい。」と思ったテレビのコマーシャルが3つあります。
テレビCMは広告会社が作るものではありますが、やはりその会社の哲学が垣間見えるところでもあります。
私の独断で選んだ3つのCMです。
■第3位 九州新幹線開業のCM
この広告はカンヌ国際広告祭で、金賞を受賞したCMです。
音楽と共に鹿児島を出発した新幹線の中から撮影した沿線地域の人たちの喜びを
博多に着くまでの間を撮影したもので、これが、なかなかの感動が伝わるコマーシャルでした。
しかし、東北大震災と重なってしまい、放送自粛されたため、当時見た人は少なかったと思います。
下記のYOUTUBEでご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=tLQwZiKKiiM
■第2位 パナソニックの暖房機のリコールとお詫びのなのに結果的にCM
10数年前にパナソニックの灯油暖房機が不具合のために、死亡事故が発生したことがあります。
この時、パナソニックがとった行動は、
すべてのテレビコマーシャルをこのお詫びと暖房機の回収をお願いする案内に変更し、
さらに、日本中のすべての家庭に手紙を送り、
該当の暖房機を費用を支払って回収しますと言うお詫びの手紙を送りました。
恐らく松下電器創業以来の最大のリコールだと思いますし、
パナソニックが費やした金額と損失はかなりのものだと言うことは誰の目のも明らかでした。
しかし、会社とその経営陣の真摯な姿勢に、
「次に電化製品を買う時には、必ずパナソニックの商品を購入しよう」
と思ったのは私だけではないと思います。
あんな後ろ向きのお詫びの広告でありながら、
その会社を応援しようと言う気持ちにさせる誠意のこもった広告でした。
■第1位 「子供たちは七つの海を越えた」三菱グループのCMのない偉大なCM
これは今から40年ぐらい前の放送でした。
三菱グループの創業者岩崎弥太郎の孫娘の沢田美喜さんが、エリザベスサンダースホームと言う
アメリカ軍人と日本人女性の間に生まれて捨てられた子供たち1600人を育てた孤児院のことを取り上げた番組でした。
戦後の誰もが生きていくのに精一杯だった時代に、私財を投げ打って、
幾多の苦労を乗り越えて孤児を育てた沢田美喜さんと、成長した子供たちの姿を取り上げた番組でした。
私もこの孤児院の名前は知っていたものの、
具体的なことは知りませんでしたので、この番組を見て、
この方がよくこんなことができたと驚くと共に、
もし当時、この方がいなかったら、日本の戦後はもっと悲惨なことになったであろうと思いました。
そんな番組を当時、両親と見ていて、おかしなことに気づきました。
「民放なのにコマーシャルがない。」
長い番組なのに、1時間過ぎても2時間してもコマーシャルが入りません。
番組が終わってしまいましたが、とうとう最後までコマーシャルがありませんでした。
しかし、すべてが終わった後、テレビの画面に出てきたのは、
三菱銀行から始まって三菱財閥すべての会社の名前が静かに画面の下から出てきては消えていくのです。
何の説明もなく、淡々と小さい字で書かれた三菱グループの会社の名前が次々に出ては消えていくのです。
これには驚きました。
三菱をルーツとするすべての会社が、創業者の孫娘の行ったことに敬意を表した感動のエンディングでした。
テレビCMは広告会社が作るものではありますが、やはりその会社の哲学が垣間見えるところでもあります。
私の独断で選んだ3つのCMです。
■第3位 九州新幹線開業のCM
この広告はカンヌ国際広告祭で、金賞を受賞したCMです。
音楽と共に鹿児島を出発した新幹線の中から撮影した沿線地域の人たちの喜びを
博多に着くまでの間を撮影したもので、これが、なかなかの感動が伝わるコマーシャルでした。
しかし、東北大震災と重なってしまい、放送自粛されたため、当時見た人は少なかったと思います。
下記のYOUTUBEでご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=tLQwZiKKiiM
■第2位 パナソニックの暖房機のリコールとお詫びのなのに結果的にCM
10数年前にパナソニックの灯油暖房機が不具合のために、死亡事故が発生したことがあります。
この時、パナソニックがとった行動は、
すべてのテレビコマーシャルをこのお詫びと暖房機の回収をお願いする案内に変更し、
さらに、日本中のすべての家庭に手紙を送り、
該当の暖房機を費用を支払って回収しますと言うお詫びの手紙を送りました。
恐らく松下電器創業以来の最大のリコールだと思いますし、
パナソニックが費やした金額と損失はかなりのものだと言うことは誰の目のも明らかでした。
しかし、会社とその経営陣の真摯な姿勢に、
「次に電化製品を買う時には、必ずパナソニックの商品を購入しよう」
と思ったのは私だけではないと思います。
あんな後ろ向きのお詫びの広告でありながら、
その会社を応援しようと言う気持ちにさせる誠意のこもった広告でした。
■第1位 「子供たちは七つの海を越えた」三菱グループのCMのない偉大なCM
これは今から40年ぐらい前の放送でした。
三菱グループの創業者岩崎弥太郎の孫娘の沢田美喜さんが、エリザベスサンダースホームと言う
アメリカ軍人と日本人女性の間に生まれて捨てられた子供たち1600人を育てた孤児院のことを取り上げた番組でした。
戦後の誰もが生きていくのに精一杯だった時代に、私財を投げ打って、
幾多の苦労を乗り越えて孤児を育てた沢田美喜さんと、成長した子供たちの姿を取り上げた番組でした。
私もこの孤児院の名前は知っていたものの、
具体的なことは知りませんでしたので、この番組を見て、
この方がよくこんなことができたと驚くと共に、
もし当時、この方がいなかったら、日本の戦後はもっと悲惨なことになったであろうと思いました。
そんな番組を当時、両親と見ていて、おかしなことに気づきました。
「民放なのにコマーシャルがない。」
長い番組なのに、1時間過ぎても2時間してもコマーシャルが入りません。
番組が終わってしまいましたが、とうとう最後までコマーシャルがありませんでした。
しかし、すべてが終わった後、テレビの画面に出てきたのは、
三菱銀行から始まって三菱財閥すべての会社の名前が静かに画面の下から出てきては消えていくのです。
何の説明もなく、淡々と小さい字で書かれた三菱グループの会社の名前が次々に出ては消えていくのです。
これには驚きました。
三菱をルーツとするすべての会社が、創業者の孫娘の行ったことに敬意を表した感動のエンディングでした。
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