パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

地味な女も噂になるもの「白雪姫殺人事件」の感想

2016-04-02 17:58:02 | 映画

綾野剛を見るために鑑賞した私。赤星は良かったな~。(^o^) こういう役が良く似合う。

原作は湊かなえの小説だが、未読。「告白」も映画化されたが、面白いに決まっているだろうなぁ。

主演の井上真央が地味なOLを演じている。少ない台詞で微妙な表情の変化だけで感情を見せる。さすが実力派若手女優。他にも奈々緒が超美人役のOL(ネタバレすると性格が悪い)を演じているが、これもハマり役。

会社でも、意外に地味な女性って、美人な女性と同じくらい注目を集めるんじゃないかなと思う。噂になりやすい存在。それから映画とは逆に美人は、性格もいい人が多いよ(私の主観だけど)

映画の展開は3部構成かなぁ。前半部を見ていて思い出したのは、宮部みゆき原作の「理由」。 その犯罪に関する証言者、証言で物語を作る部分。

「理由」と違うのは、「ネット社会の闇とリアル」を面白く映像化した部分。匿名で語られるっていうのは、「無責任」ってこと。自分だけの感覚で好きなように語ることが出来る。発言に責任を伴わなくてもいいし、誹謗中傷しても匿名だから分からない。その怖さ。

前半部分を綾野剛が見せて、中盤部になると 井上真央によって真実が語られる、・・・それまでの静かに埋没していくような演技とのメリハリがあり、良かった。

終盤はミステリの謎解き( どうでもいい自慢ですが、私は初見で犯人役が当たりました~、小説ならおそらく読んでも分からなかっただろう、映画だと分かるかもしれない)とされる部分で、結構面白い。

ラスト綾野の顛末が、いかにも・・・という終わり方でこれが一番リアルで面白かった。★は3.5


桜満開の今日は、地元のお祭りの日。子供みこしが我が家にもやってきた。

 

4月から1年生になる姪は、祭りの半被(はっぴ)を着られて大喜び。今まで、お姉ちゃんのはっぴ姿を見て・・・いいなぁと思っていたんだろう。だいぶ前から私に「あのね、1年生になるから、半被をね、着てね、おみこしをするんだよ」と話してたけど、いかにも「これが着たかったんだよね~」みたいな笑顔。

久しぶりにブログを更新した。ずっと右手が痺れていて、仕事から帰ってもパソコンを見るだけにしたけど、あまり変わらないから、もうあきらめることにした。いろんな副作用とか後遺症があるから、いちいち気にしてたら死んじゃうし。でも結構気にするけど(笑)

週末は、たくさん更新できるといいけどなぁ。今日も盛りだくさん。夜はじっくりスケートがまず見たい。

 

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「真夏の方程式」正攻法のガリレオ

2016-03-27 22:05:48 | 映画

「容疑者Xの献身」のほうが、切なさの好みにおいて 好きな作品。

でも第2弾ガリレオ「真夏の方程式」も切なかったなぁ。こちらは「家族愛」がテーマ。「正攻法」で見せた展開。

エメラルドグリーンの真夏の海、深海のカラフルな美しい魚たち・・・背景が救いだった。

物語や脚本は原作が未読なので何とも言えないが、後味が悪いなぁ。子供を使うのは、私は卑怯(笑)な正攻法だなと。ミステリとして分類されるのかどうか分からないが、卑怯な切なさは許せない気もする(笑)絶対泣けるから。

ミステリとして分類されるかどうか分からないと言うのは、個人的な感想。事件の謎を科学的な見解で湯川博士が解いているのだから、ミステリだし、「ガリレオ」そのものはミステリだと思うけど・・何か違うんだなという感じ。

さらにぶっちゃけていうと、湯川が謎を解かなかったほうが良かったのに~という感じ(笑)これを2週続けて見たので、卑怯な切なさの連作でどうなのかな?という気持ちがさらに強くなった。(笑)★★★。普通の評価


 

キャストは、杏や前田吟、白竜、風吹ジュンなど実力派をそろえたのは良かった。前作の映画では、主役というより脇役っぽい湯川博士(はっきりいって主役は堤真一でした)だったが、今回は比較的活躍していた(笑)。

が・・・私は福山雅治もやはり歳を重ねたなと感じた作品だった。福山は同じ世代の男性より断然若くみえるしカッコイいい。けど、やはり顎のラインとか・・・どうしても年齢を感じる崩れ方をしている。別に崩れていないけど(笑)20代の福山と違う。当たり前といえばそうだけど、こうバランスというのかな?も少し、自然に歳を重ねているなというような、も少し貫禄あってもいいんじゃないかなぁと思う。俳優としてなら。

アイドルアーティストっぽいポジションでなおかつ俳優もこなす、今度月9主演だからまだまだ、これまでの路線をいくんだろうけど。

 

 

 

 

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「容疑者Xの献身」堤真一の演技力が凄い

2016-03-20 22:30:11 | 映画

ガリレオはテレビで見てたから「容疑者Xの献身」は映画館で見たかったけど。

たぶん犯人役の堤真一(石神)が・・・やばいくらい切なくて悲しいだろう・・・と思って見なかった。

地上波で放送していたので、録画して見たけど、想像以上に切なく悲しいラスに泣けてしまった・・・。

堤真一は最高堤の代表作の一つといってもいいくらいで、(どの作品も彼は代表作笑)石神というキャラクターを完璧に演じている。

寂しくて人生に絶望している男の表情、風貌、恋をした時のかすかな微笑み、ためらい、躊躇、内に秘めた激情、愛する人の気配をそっと独り感じる時の幸福感・・・匂ってくるような生々しいものがある。

男優陣は主役の福山雅治も美形だし、北川一輝も素敵だけど・・・、圧倒的に堤真一の存在感が大きく、彼がこの映画の主演といってもいいくらい。

原作は東野圭吾氏の直木賞を受賞した小説。
私はこの作家のミステリもいくつか読んでいるけど、(あまり熱心に読んでいる方じゃなくて・・・)原作は未読。ただ映画を見て思ったけど、物語もミステリとしての完成度も高く、両方無理なく、スムーズにじっくり見せていたので、原作もやはり面白いんだろう・・・さすが直木賞だけあるなぁと思った。原作を読んでみたい。

石神の緻密なトリックが最後に湯川によって解き明かされるが、驚きだった・・・「まさかそこまで・・・・」・・という感じかなぁ。お見事。

物語の展開は地味さがある。ガリレオの映画版ということで派手さあるのかなと思っていたから、地味な展開にビックリ。が、それが犯人の石神という人間とよく重なっていた。★をつけるなら★★★★ 4つ。

人を好きになるって「献身」だなと、恋に落ちた時の揺れ動く感情・・・片思いのせつなさを思い出す。遠い昔(笑)

 

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ピノキオ

2016-02-25 19:12:53 | 映画

6歳の姪と「ピノキオ」を見たけれど、面白かった。とても道徳的だし、アメリカ特有の風俗や生活、色んな時代背景もうかがえる。

ディズニー長編アニメーションの2作目で、(1作目は白雪姫)製作費は白雪姫の2倍。でも興行的には振るわなかったらしい。

素晴らしいのは、映像。1940年に作られた映画・・・と思えない。今のアニメ映画の質と互角かそれ以上のものを感じてしまう。

例えばおじいさんの家を飾る極彩色の時計たち。からくり時計の一つ一つにも、命が吹き込まれているよう。繊細でユーモアがあって見る側の感情を揺り動かすような動き、一コマ一コマに目が離せない。ピノキオの無邪気な愛らしさ、女神の美しさ・・・

ラストの鯨と海、波しぶきもすごい。今ならCGでもっとリアルに描けるだろう。けれど手書きのセルだけで、これだけ迫力とい臨場感ある海を描いたのは凄いな。ピノキオとおじいさんの乗った筏がグルグル回るシーン、姪たちは思わず笑っていた。

音楽もアカデミー賞を取った「星に願いを」があまりにも有名。映画を見ると思わず口ずさみたくなる。

日本のアニメーションも世界的に高い評価を受けているし、負けていない( 勝ち負けじゃないけど 笑)が、このピノキオには負けるかも(笑)

全く色あせないし、カラーの映像が眩しいくらい。

ディズニーは色んな評価があるけど、ピノキオは長編アニメーションの中では私は№1だと思う。

 

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火村英夫の推理 5話 これが倒述型・・・・。

2016-02-15 20:43:08 | 映画

録画して見た感想。ブログのネタに書いてみた。

窪田有栖はカッコイイ。可愛いし、文句ない(笑) 演技力もあると思うし。

斉藤火村もカッコイイ。がちょっと人物設定が崩れてきている。有栖のほうが安定してる。

二人の俳優としての「旬」に原作の本格推理ミステリ、コラボして素敵なドラマになるのかと思ったら・・・どんどん安っぽくなる。

5話は「倒述型」を宣伝、やってみました~という感じだが、私には何あれ?という・・・レベル。古畑を百回見直して脚本を書きなおした方がいい。→何様か(笑)

倒述型は、視聴者から見ると犯人が最初から分かっている。そのため、その犯行動機・探偵がどこで犯人を確定したのか?・ 犯人のミスは何?という部分が重要。

ドラマでは、犯人がサイコパス・・・?を思わせるシーンがたくさんあり、感情移入が出来ないし、驚かすような台詞もない。どこで犯人を確定したのか?というのは、斉藤火村のカッコよさが光っていたが、・・・1000円札のトラップは 古い。原作の良さ、美しく論理的でシンプルな論理構成がドラマでは相変らず「安く」なっていた。

どうして倒術型にしたのかな?面白いと思える要素もあまりなかったし。サイコパスという定義そのものがよく分からないのもあるが。小説なら犯人の動機がなくても、(サイコパスでも)、作家は計算して、色んな要素をきちんと細部にわたり書き込んでいると思う。ところが、ドラマにはそこまで出来ない(時間が足りないし)ので、とてもモヤモヤする。イラッとくる。これで窪田君の名演技がなかったらと思うと、もっとゾッとする。(笑)

シャングリアとか未成年の犯行とか 女子大生件とか 伏線を張りすぎ。欲張ってしまい本編が荒くなってしまった。何故もっとシンプルにしないのか>>>> 京都の映像も 町屋か渡月橋。いつも同じアングル。面白いのに 面白くないジレンマを感じるなぁ。

でも録画するんだけど(笑) 一応。

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