パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

民間療法と標準治療について思うこと

2018-09-04 21:37:09 | 乳がん

台風接近のため、会社は急遽半ドン 慌ただしく仕事を済ませましたが
帰ることが出来て安心しました。
午後からこの地域の鉄道がストップしたため 帰宅に途方に暮れている人本当にお気の毒でした。これからは未曾有の災害を想定した危機管理をおこなわないといけませんよね。人命より尊いものはないからです。仕事は命があってこそです。

帰宅してから 姪達が家にいたので何だかあわただしく過ぎていきました。現在も台風は通過中ですが、少し風が弱くなったよう 幸い私の済む住所では停電もなくて有難たいです。このまま何事もないように祈ります。


さっきネットを見て気が付いたのですが さくらももこさんの死去に伴い 乳がんの標準治療を最初受けたがその時の抗がん剤治療が辛かったため 再発した時、民間療法に頼りそれがかえって死期を早めたのではないか?という記事を読みました。小林さんの時もこういった民間療法に頼ったため手遅れになってしまったという憶測のような記事をいくつも目にしました。

抗がん剤治療は人によって感じ方は違いますが、辛いほうに分類される治療だとは思います。民間療法に頼ることも十分考えられます。さくらさんのエッセーを読むと若い健康な時から、色々な民間療法を試されていますよね。ですから乳がんと分かったときも色々試されたかもしれない・・・

たださくらさんも、小林さんも憶測記事の部分があるので本当にそうだったのか?という疑問がありますが。

また仮に民間治療ではなく、再発後抗がん剤治療を受けていたら延命が出来たのか?という部分は証明が出来ません。これは民間治療でも同じです、どちらの治療がよかったのかそれは誰にも分からないでしょう。民間療法で良くなった人は現実にいらっしゃると思いますし、それを否定するつもりは全くありません。また医師の言葉に従い抗がん剤治療をされても元気な方、ガンとともに生きて人生を楽しんでいらっしゃる方もいらっしゃると思います。その方にとっての真実は一つかもしれませんが それを誰にでも当てはまることのほうが難しいと考えます。なぜなら人は一人ひとり何もかも違うからです。細胞のレベルで違うと思うのですが。身体を構成している部分が違うはず、性格が違うように。

またこうした、どちらがいいか悪いかということは人間の知性と心の部分での感情による判断ですが、私はがんという病気は「自分の身体の細胞から発生するという部分」でとても特殊だなと感じていました。正解というのは 「ない」と個人的に思います。人智を超えた部分にがんという病気がある以上、どう自分の中で受容するかが最も大事なことで第3者が判断出来ないのでは?という意見です。

ところで

私の知人で肺がん末期の診断を受けて診断から1年後に亡くなった方がいました。お見舞いに行ったとき病床で色々な話をされました。ガンと診断された時のこと、その後の生活。その方は余命宣告を受けたわけですが、やはりご家族の方も辛く当時話題になっていたある血液に関する治療を受けたそうです。それは標準治療ではなく、正式に認可されていない治療法でしたが、私はそれをテレビで紹介していたこともあり、知っていたのです。数百万も治療にかかりましたが、病床の知人はそのことを大変後悔していました。「あんなにたくさんお金を使ってしまってもったいなかった」と。残される家族を心配しての言葉でしょう、申し訳なかったと繰り返し言っていました。

今でも強い憤りを感じます。ガンという病気を商売にして患者を食い物にする人達を。いえ、もしかしてこの治療法で治った方がいるのかもしれませんが、知人は治らなかった、これが現実です。かかったお金は戻ってきません、優しい知人は繰り返し私に言いました。身体を大事にとと・・・。ガンは治るかも消えるという治療法があって保険適用外なら もしガンが消えなかったらその治療費を患者と家族に返して欲しいです。無茶なことをいうなと思われるかもしれないけど、私はそう思いました。お金の問題ではなく、本当に切羽詰まってどんなことをしてでも助かりたい人に勧めるその責任の重さを感じて欲しいからです。許せない思いが今でもします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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