パソコン上達日記2

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最終回「あな番」考察より気になる オチはメディアミックスのためのドラマだった

2019-09-09 21:34:18 | ミステリドラマ批評

ネタバレあります…

あなたの番です ついに最終回。Twitterではトレンド入り、楽しみにしてたあな番ファンは多いのでは?

ところが、最終回の結末は・・・これがスッキリしない。「余韻を残す」的な終わり方ではなく、「本当にスッキリしない、まだ謎が残っている」という感じで。

そして、やはり秋元商法がきました(笑)「最終回の謎を解明したい、すっきりしたいよ!犯人の動機や背景が知りたいし」と思う視聴者は、テレビではなく、ネット配信huluで見るという方法が提示される。ここがポイント。テレビ(基本テレビがあれば無料コンテンツ)からhulu(有料コンテンツ)に最後に誘導するやり方、あ~やっぱりなぁと思ったけれどこれをやられてしまうと、私は醒めてしまう。まぁたまたま自分がhuluに入っているからいうんだけど(笑) 番組修理直後にはアクセス集中したらしいですが。

このテレビドラマを別のメディアにつなげるメディアミックス手法。

例えば大ヒットした作品が映画化されるのは自然な成り行きで大歓迎だと思う。

あな番の場合、なんとなく初めからこの路線が決まっていたみたいな匂いがするから醒めてしまう。その匂いは秋元康というクレジットから感じるわけで。

主役田中圭君の神ドラマ、「おっさんずラブ(OL)」はとても面白く楽しいドラマだった、あんな面白いドラマ見たことなかったので、本当に驚いたし、現在映画化されで上映されているが、それも頷ける。だって人気出たから。もっと見たいっ!!的な声に答えての映画化。

あな番も人気が出たけど、これはOLと違ってミステリだから(ホラーではないよね)きちんとドラマ内で完結すべきだろうと個人的な意見として思う。それがミステリの良さ、謎が制限時間内に綺麗に解き明かされることに観客はカタルシスを感じると思うから。奇しくもこの二つのドラマの主役は田中圭君、人気がある二つのドラマ、けど方向性、見せ方が違う。なら観客の方もきちんと向いていたやはりOLのほうがいいね

(あな番なら別のマンションでまた殺人が起こる・・・という設定で映画化すればいいかなとは思うけど。登場人物は一人くらいダブらせて。)

ミステリとしては前半部分と後半の神谷刑事が亡くなるまでがとても面白かった、この神谷刑事が亡くなってから、どんどん余計なものがついていってしまい最後の1話で収集出来なかった感じがする。最後の最後まで見ると赤池妻が黒幕と分かるのだが、衝撃度はあまりなかった。たぶんサラッと流してしまったからだろう。気になる謎はいくつかあるけれど、私は一番不可解に思ったのは江藤。江道の行動の意味が全くドラマ内で説明されていない部分、これわざと?それとも映画?配信?で明らかにされるの?楽しませてくれたたドラマなだけに、この江藤問題だけ引っかかるんだよなぁ。

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