朝刊の大きな見出し「温情判決」が飛び込んできた。
1審・2審とも家族の責任があると判断した司法の判決に対して最高裁は、「家族に責任なし」と判断。これを受けての「温情」という言葉だろう。でも違和感がある。温情というより、これが当たり前の判決では?
1・2審の判決は、「家族は24時間認知症患者を見守り監視する」必要があるという判断。自分の生活をするだけでも大変、なのに介護職のプロでもない普通の家族が、認知症患者を看護する、しかも24時間してくださいという判決のほうが、おかしい。
最高裁の「人間らしい」判決にホッとした思い・・・けど、これが温情とか言われるなんて今までがどれだけおかしかったか?という裏返しで、そう思うとゾッとする。司法は何のためにあるのか?と思わず考えさせられてしまうな判決が多い。
損害を受けたJR側も今後の対策を考えるだろうが、広い意味での認知症患者による事故の損害賠償システムを充実させてほしい。認知症患者は増えていくばかりだから。
先日ブログでも綴った福士選手の続報を聞いた。出場しないことでホッとするのも珍しいが・・・福士選手の身体のことを思うと、こちらも当たり前の判断。ただ今回のことを物議を呼んだのは陸連だけでなく、選手側にも感じるのも事実。ホッとしたけれど、残念な騒動。最初から陸連の選考方法に問題があるけれど、スポンサー都合を優先しないと大会開催出来ないだろうし・・・。((+_+))
名古屋の結果が出ないと、福士選手はリオ決定ではないけれど、体調万全で備えて欲しい。いつどんなことがあるかわからないのだから。