パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

私と乳がん 「手術と入院とリハビリ」

2016-03-14 12:52:04 | 乳がん入院

人生初めての入院が、乳がん・・・。

気を取り直していそいそと入院準備を進めた私。入院生活に役立ったもの・・・それはS字フック。限られたスペース(4人部屋)で快適に過ごすため。小銭入れを入れた巾着や、ごみ袋など、引っ掛けておくと便利。


 

手術は、確か3時間くらいで全身麻酔をかける。手術室で執刀医に、名前や生年月日を聞かれマスク越しに答えた部分まで記憶にある。ここでは、まだ痛みがない。目が覚めたらビックリ・・・ベッドにたくさんの管をつけられた私は身動きがとれない状態。寝返りが打てない状態。胸がない・・・という感傷にひたる余裕ゼロ。とりあえず。右手を動かしてみる。普通に手首から動く感じ。安心。

でもこの状態で過ごす夜は、ただただ不快で苦痛。夜中に2回吐いて、吐しゃ物で髪の毛が、べたべたになってしまった。あんなに長く夜を感じたことはなかった。

ベッドに縛り付けられたままのような感じで・・・夜明けが近づいたときは嬉しかった。たくさんの管が外れて一安心。二本足で立って歩くということが、いかに大事が分かる。空腹感で死にそうだし(笑)痛みは、まだあまり感じない。

手術当日から動いてもいいですよという話なので、動いてみる。というかトイレに行かなくては・・・・。ただドレーン・・・四角い透明な容器が身体についているため、慣れないけど、(体内に管が入ってる)とにかく歩いてみる。ドレーンには、血(正確にいうと血液ではない)が溜まるけれど、これが少なくなったら退院できるのだ。目安は1週間。

入院当日から、手術後から、リハビリをしなさいという病院側の指導。右手をグーにしたり、パーにしたり。 メールが出来るのが嬉しかったなぁ。

リンパを廓清しているため、右腕が上がらない。少しずつ動かしていき、元通りになるように頑張る。医師の話では、身体の傷が治ってからだと固まってしまうので、今のうちに動かさないといけないとのこと。リハビリの時期は、病院の考えかたによって違っていて、ドレーンを抜く前からするか?ドレーンを抜いた後するか?に分かれると思う。私は前者。

まぁ結果的に、可動域が戻ればいいのだが。個人的にはドレーンを抜く前に、リハビリして良かったなと思った。ドレーンを抜いた後は、痛みはなくなったが、腋の下の感覚が重く腫れたような感じになって、数週間思うように動かせない日が続いたので。

ただドレーンをしている時のリハビリも、結構つらくかなり痛い・・・時に泣いてましたが(笑)、痛みどめを処方してもらって、なるだけ体操をしましたね。あとリハビリ室に毎日通いました。退院後もしばらくリハビリ室に通いました。美人の若い理学療法士さんに褒めてもらうのが嬉しかった。

術後約1年になるけれど、右腕の可動域は元通りになっている。腋からは腫れたような重い感じ・・・正座した後痺れた足のような重さを感じますが、日によって感じ方の強い日と弱い日があります。体調にかなり影響される。睡眠時間や寒さにも。

 手術後、容姿が変ったことへの落ち込みもあった。けれどこの時期はひたすらリハビリと言い聞かせた。そうして心の平静を保っていたと思う。何かやらなくてはいけないことがあると、気がそれる。私の場合、リハビリがそれだった。

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