「私と乳がん」シリーズの記事は、次は抗がん剤を予定していたが、ここで現在進行形の個人的な悩みについて書く。
最終的にステージⅡbの診断を受けた私だが、最初の診察日、S医師に「先生、リンパ廓清をしないでください」と懇願した。
もちろん先生は私の意見を却下。嫌がる私をここでは丁寧に、なおかつ毅然とした態度で即却下。「それは無理です」「絶対に無理」
私の場合、リンパ近くに腫瘍があったので、部分切除でもリンパ廓清は必須とのこと。何故こんなにリンパにこだわったのかというと、理由が二つある。母が卵巣ガンの後遺症でリンパ浮腫(両足)になって、苦労している姿を知っているから。(とはいうものの、元々身体の線が細い母は浮腫になっていても、分からないくらいの足の腫れで、正座はできないが、日常生活をしてたまの旅行を楽しんでいる。体操などの自己管理も徹底しているけれど。)
もうひとつ理由がある。私の仕事が身体が資本の肉体労働で手作業や重いものをもつから。腱鞘炎は職場の職業病。(私もなったことがある。)そのため、リンパ廓清(右)をしたら、仕事するのは不可能だという考えが私の頭にあった。
ところが告知を受けた日に、看護師から「慌てて仕事をやめないように」と説得されたので、仕事をやめる選択を捨てて、とりあえず治療に専念することにした。そして、現場に復帰した。事務職の移動は叶わなかった。(オバサンだし仕方ないなぁ)が、昔馴染みの仲間がたくさんいる現場に移動となった。
これまで一緒に働いてきた現場の仲間は「これからは堂々と甘えなさい」「自分の身体のことだけ考えればいい」「ゆっくりやればいいよ」「気にしないでね」など、仏様かと思うような涙がこぼれるような言葉を次々かけてくれる。仕事も前はバリバリやっていたけど・・・例えるなら、・・・重い作業から軽い作業にしてもらった。フルタイムは体力的に無理なので時間を短くするよう(会社から!)言われたので、時間短縮して働いている。
ここまでくると全く問題なく、傍から見ると何を悩むのか、何が不満なのかと腹が立つくらいの自分だが、(勤務時間をもっと短くしてもいいと言われたけど、シングルなので生活費もいるし・・・)
どうしても右腕が辛くなる。気になる。
・・・心配になる。仕事をすると右腕の怠さが残る。この心配と不安が強く、将来的にどうなるのかな・・・もっと働けるようになるのかな・・・など、悩みの連鎖が始まる。
が、仕事そのものが嫌いかといえばそうでもない。というのは、仕事をしているとそれなりに、充実感?というのかな・・・そういう気持ちも生まれるし、仕事そのものはむしろ好きな方。
ここで心が真っ二つになる。辞めたほうがいいのか辞めたくないみたいな(笑) 愛する人と別れたい別れたくない・・・に 似ているかも(笑)
色々なパターンを考えるけれど、仕方がないのでずっと悩みながら仕事している。こういう時は「無意識の心の声」を聴くといいらしい。けれど無意識の心の声が何なのかも分からない。(笑)
気持ち的にスッキリ割り切って仕事出来ればいいけど。それがまだできない。色々気になって仕方ないし、気になると悩む、でも仕事は休みたくない(笑)こういう無限ループで。
要するに、甘えているんだな。何に甘えているのか? それは自分の弱さに悩むことで甘えているんだなぁ・・・・。甘えるクセ。私の性格的なクセ。
強くなるとたぶん解決する。別れるとか別れないとかは、関係なく。
どんなことも受け入れる覚悟・状況が自分にないので、気持ちが定まらない。
がんでも働いている人、抗がん打ちながらでも働いている人、たくさんいる。
病気でも自分を優先出来ない人や状況もたくさんある。それを思うと自分はまだまだだな。弱音を吐くのはここでおしまい。
働き始めて良かったことは、感謝出来ることと、人の無限さ・奥深さというのかな、それが分かった。人の姿って意外なことで分かる、自分も他人も。
色んなことで今後も悩むだろうけど、今日から休日なので、リセット。久しぶりにブログを更新しようかな。それから本も読みたいし・・・。
色々悩みは尽きませんよね。。。
わかります。。
私の心の支えにしている言葉があります。
これは、ご自身が医者であり、患者(半身麻痺)に
なり、鬱になりながらも、外来(外科医ですがOP出来ない
体になり(左利きなのに左麻痺)医者を続けている友人の医者です)
「闘病とは、病と闘う事ではなく、
打ち砕かれそうになる
自分自身と闘うことである」
どうですか???この言葉……
コメントありがとうございます
素晴らしい言葉ありがとうございます。
本当にそうですね。自分と闘っているんですね。
私も淡々と闘いたい。
事務部署への異動は今回は叶わなかったけど、復帰おめでとうございます。
リンパ浮腫の不安は近くでお母さんを見ていたからより不安を感じるのだと思います。
リンパ浮腫の方のブログを見たことありますが、治療は保険がきかない。わりと医者は深刻に考えてくれない?治療も限られる。と。
仕事はもちろん続けて行くのが精神的にも良いことと思います。が、ここは絶対にムリはしない。できない。頑張り過ぎないと言い聞かせていきましょう。
ガン患者の就労、会社ももっと気持ち良く受け入れていただきたいです。
事務職への異動、近々叶いますように
今の会社では事務職は無理と思うので・・((+_+))
困りました。身体のストレスか心のストレスをとるかですが・・・こういう迷いが多い時はどんな選択もうまくいかないし、まだ復帰したばかりなので、目の前のことに集中して焦らず身体の様子見しようと思います。