パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

古畑任三郎 特選シリーズから 古畑vs木の実ナナ「ピアノレッスン」

2016-05-04 17:44:56 | ミステリドラマ批評

GWで今日はお休み。午後からゆっくり久しぶりに快晴だけど昼寝した。本も読みたいけど、いつの間にかこんな夕方。インドア派。

時間あるならブログをもっと更新したい。(入力の練習のために)何を書こうかなと思ったけど、とりあえずこのシリーズから。

古畑は、謎解きの部分でトリックなど、もの足りなさやが気になる。けれど、三谷脚本でもあるし、「古畑ワールド」が面白いのは、ミステリがドラマの要素の一つにすぎないということ。犯人役のゲストの素晴らしい演技、台詞が楽しめる。この役者には この犯人像しかないというマッチングの良さ。

第6話「ピアノレッスン」も、地味な物語だが、井口薫という女性の生き方が50分の中に感じられる佳作だと思う。

特にラスト、普通なら ・・・井口薫は、犯人として連行される前に猶予をくれた古畑に感謝し、彼のリクエストに答えて「レイクエム」を弾くという展開を観客は予想する。私もそう思った。殺人を犯す罪よりも、自分のミスで弾けたはずのピアノ曲が弾けなかった・・・そちらを後悔する彼女。それなら 古畑の心ある申し出を断るとは思えない。

けれど井口薫は、「わきまえなさい」と古畑の申し出を断り、堂々と退場する。

あっと驚くシーン。あざやかな幕切れ。

何故彼女は、レクイエムを弾かなかったのか。それを観終わった後、色々観客に想像させる。とてもいい内容だと思う。

私は彼女のピアニストとしてのプライド説をとりたいな。

Comment    この記事についてブログを書く
« 古畑任三郎 特選シリーズか... | TOP | 古畑任三郎 特選シリーズか... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。