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赤坂「御菓子司 塩野」の桜餅を買う

2024年03月31日 | グルメ

今日は都心で眼の定期健診があるので、少し早めに家を出て、赤坂にやってきた。季節の生菓子桜餅を買いたいと思ったからだ。最近、新聞で赤坂の「御菓子司 塩野」の桜餅を紹介していたので買ってみたくなった。

ここの桜餅は2種類ある。もともと桜葉の塩漬けを考案したのは東京の向島の長命寺の門番を務めていた山本新八という人物、先日行った長命寺のさくら餅だ(こちら参照)。塩漬けした桜の葉っぱで包まれた和菓子、これが関東風の桜餅の発祥といわれているようだ。今から300年前のこと。ほどなくこのアイディアは京都に伝わった。

ところが、関東の桜餅は小麦粉を溶かして作った生地で餡を包むが、関西では蒸したもち米を干して砕いた道明寺粉を使った餅で餡をくるむ方式となり違いが出た。こんなこと知らなかった。

塩野では関東風の桜餅は「桜餅」、関西風の桜餅を「道明寺製桜餅」として販売している。どちらも一つ500円だ。嫁さんの分とそれぞれ二つずつ全部で四つ購入した、2,000円。

帰宅して夕食後のデザートとして食べてみた。その味わいは、関東風は生地が何となくぱさぱさした感じがし、関西風はもちもちした感じがした。普段よく食べているのは関西風なのだと思った。新聞でも最近は関西風が関東風を駆逐しつつあると書いてある。個人的な好みも関西風の方がしっくりときた。


(上が道明寺製の関西風、下が関東風)

ただ、先日食べた長命寺のさくら餅は小麦粉で作った生地で餡を包んでいたが、しっとりとしていたように感じた。同じ関東風でも食感はかなり違うなと感じたが、これは多分、長命寺のさくら餅は一つの餅に塩漬けの桜葉を3枚で包んでいたので、水分が多くもちもち感が出ていたのかなと思う、想像だけど。


(関西風の道明寺製桜餅)

いずれにしてもおいしく頂きましたし勉強になりました。



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