久し振りに長谷寺へ寄ったら仁王門は改修中で防護ネットに覆われていた。私はこのお寺の登廊が好きだ。天上に誘われるような石段の高さ、歩幅、ゆっくりゆっくり進みなさいと教えられているようだ。今は入れなくなっているようだが、夜この登廊を上がったことがある。登廊の中央に点々と下がっている常夜灯の明かりがとても幻想的だった。舞台の上に立てなかったのも残念だ。やはり以前一泊で来た朝に参拝した時、多勢のご僧侶が舞台の上から初瀬の山間に向かって読経されているお姿を拝することが出来た。奇しくも、隠国(こもりく)の荘厳な朝を体感させていただいた。一緒に手を合わせたあの朝の感動は今でも消えずに残っている。門前町にある「井谷屋」さんはその時の宿で新装された建物を懐かしみながら長谷寺駅まで戻った。ついでだからと、桜井駅でJR線に乗り換えて奈良へ行った。あいやあいやであった。何年か前に来て駅舎やその周りも、そこからの三条通りもすっかり変わっていたことは、知っていたが、もう飛び交う言葉が外国語、しかも殆どが中国語だ。中国の興福寺へ来たような、おかしな様子であった。かつてバブル時代日本人も外国で同じような様を見せてきたのだと思った。あいにく、興福寺は平成の大規模な復元工事中であった。平成39年までと書いてあったと思う。楽しみができた。もっともその時に自分が行き会えればの話だが。しかしまあ、やれやれやられたわいな、国際都市奈良!!!!
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