2014年3月9日は忘れられない一日となった。
詩を外に持ち出そうという思いで<POEM GARDEN>を思い立った。僕が京都で鼻タレ学生で詩を書いていた頃は、自由でオープンな場所で中江俊夫さんや大野新さんなど、著名な詩人たちとも詩を語り、論じあっていた。静岡県沼津市に移り住んでみるとそういう場所がなかった。詩を書いている人達は学習教室みたいな場所で先生のもとに真面目に研鑽を重ねているというのがほとんどだった。お教室嫌いのぼくには不思議な環境だった。そんな時、JR沼津駅近くの道路沿いにある車屋さんのショールームが気になっていた。イギリス風の庭園を持ち、古いシトロエンなどの外車や個性的な車MITHUOKAなどをショールームに置いている。「こんな場所で詩を朗読したいな」と軽く思っていた。そしてある日まったく面識のない店のオーナーを訪ね「こういう素敵な場所で朗読会をしたい」という気持ちをぶつけてみた。幸いご理解のあるオーナーだった。そして実現したのが<POEM GARDEN>だった。ぼくは垂れ幕、幟(のぼり)を作り、新聞に7万部の折込チラシを入れた。チラシには「先着20名に粗品有り」の文言も入れた。たかが詩の朗読会だけどやってみたかった。詩を教室という枠から思い切り外へ出したかった。
千葉県鴨川市から友人が駆けつけてくれて前日から設営に力を貸してくれた。彼がいなければこんな立派な会はできなかった。2014年3月9日は青空に恵まれた。その青空の下庭園には、オーナーが用意してくれた、黄金のクラシックカー「MG」が光り輝いていて来場者の視線を引き付けた。三島の詩の仲間たちに進行などを手伝って頂き、静岡県詩人会の方々の応援も頂き、西は京都市、名古屋市、浜松市から、東は神奈川県逗子市、伊豆の下田市などから34名が参加してくれた。チラシを見て電話をくれた人も来てくれた。朗読は普段教室でやっているものとは全く違って、終始リラックスした雰囲気で楽しく進行した。
会が終わるときには「来年もやろう」という声も上がった。僕は「競馬で大穴を当てたら・・」と返したがその後も「またやろうよ」という声も頂いている。そしてその日のみんなの詩を僕の手作りで一冊の本にした。それが「2014年3月9日の詩集Poem Garden-Memory of Space AO」だ。{スペースAO]はこのショールームの名称である。何よりも、ご理解のあるオーナーに巡り会えたことがこの朗読会の成功に繋がった。今でも感謝の念は薄れることがない。チャンスが有ればまたチャレンジしたいと思っている。
詩を外に持ち出そうという思いで<POEM GARDEN>を思い立った。僕が京都で鼻タレ学生で詩を書いていた頃は、自由でオープンな場所で中江俊夫さんや大野新さんなど、著名な詩人たちとも詩を語り、論じあっていた。静岡県沼津市に移り住んでみるとそういう場所がなかった。詩を書いている人達は学習教室みたいな場所で先生のもとに真面目に研鑽を重ねているというのがほとんどだった。お教室嫌いのぼくには不思議な環境だった。そんな時、JR沼津駅近くの道路沿いにある車屋さんのショールームが気になっていた。イギリス風の庭園を持ち、古いシトロエンなどの外車や個性的な車MITHUOKAなどをショールームに置いている。「こんな場所で詩を朗読したいな」と軽く思っていた。そしてある日まったく面識のない店のオーナーを訪ね「こういう素敵な場所で朗読会をしたい」という気持ちをぶつけてみた。幸いご理解のあるオーナーだった。そして実現したのが<POEM GARDEN>だった。ぼくは垂れ幕、幟(のぼり)を作り、新聞に7万部の折込チラシを入れた。チラシには「先着20名に粗品有り」の文言も入れた。たかが詩の朗読会だけどやってみたかった。詩を教室という枠から思い切り外へ出したかった。
千葉県鴨川市から友人が駆けつけてくれて前日から設営に力を貸してくれた。彼がいなければこんな立派な会はできなかった。2014年3月9日は青空に恵まれた。その青空の下庭園には、オーナーが用意してくれた、黄金のクラシックカー「MG」が光り輝いていて来場者の視線を引き付けた。三島の詩の仲間たちに進行などを手伝って頂き、静岡県詩人会の方々の応援も頂き、西は京都市、名古屋市、浜松市から、東は神奈川県逗子市、伊豆の下田市などから34名が参加してくれた。チラシを見て電話をくれた人も来てくれた。朗読は普段教室でやっているものとは全く違って、終始リラックスした雰囲気で楽しく進行した。
会が終わるときには「来年もやろう」という声も上がった。僕は「競馬で大穴を当てたら・・」と返したがその後も「またやろうよ」という声も頂いている。そしてその日のみんなの詩を僕の手作りで一冊の本にした。それが「2014年3月9日の詩集Poem Garden-Memory of Space AO」だ。{スペースAO]はこのショールームの名称である。何よりも、ご理解のあるオーナーに巡り会えたことがこの朗読会の成功に繋がった。今でも感謝の念は薄れることがない。チャンスが有ればまたチャレンジしたいと思っている。
是非やってください。
私は、お留守番できない犬がいるので無理ですが、
せめてカンパで参加。
40年前に買った「火と愛」の詩集、今も大事にしています。
三月九日の詩集も大事に持っています。
「Poem Garden」をお持ちいただいているとは・・・。
言語が自立することを考えるようになったきっかけは中江さんの「語彙集」と那珂太郎さんの詩集からです。飲んでいる時に横で「あなた書いてるの」って、かすれた声で言われてました。懐かしいです。