秋田県の羽後町(西馬音内地区)。雨がどうなるか分からない週末だったので遠出は諦め、この小さな町を歩くことにした。盆踊り(西馬音内盆踊り)が有名で、夏の開催時期には数万人単位の人が訪れる。他の時期は静かな町である。・・・。確かに静かな町ではあるが、それにしても今回は静か過ぎる。元々、休日には人通りはあまりない。でも今回は「あまりない」ではなく、「まったくない」のである。少し歩くと、中心部は車の乗り入れが規制されていることが分かった。祭りの提灯が掛かっている。地元の神社の例大祭の開催日のようだ。それにしても人の気配が全くないのは、どういうことだろうか。祭りの準備で皆どこかに集まっているのだろうか。通常、祭りの開催時には独特の高揚感みたいなものが町を包んでいるはずだ。そういった気配は全く感じない。独自の禁制ルールがあるのではないかと不安にすらなった。それでも静かな町をしばし歩いて写真を撮った。この静かな気配は説明が難しい。それを写真で表現できなきゃな、そう思った。
残念ながら他の用事もあり、静かな町を後にした。気配を消したかのような静けさの後、どんな祭りが展開されたのだろうか。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
通りを閉鎖して、祭りに備える。でも人の気配は皆無。僕も何か禁制があって静かにしているのではないかとか、別の理由があるのではないかと不安になりました。
でも時折見かける交通整理(誰もいない通りで車の刺入を止める)の方は、にこやかで親切でした。あまりの静けさ、うーん、理由を知りたいです。
何か「人影が無い」、更に「気配らしいモノが感じられない」というモノクロの画で、緊張感のようなモノも混じる雰囲気の中で様々な「街に在るモノ」の形とそれらを浮き上がらせる光が面白いと思いました。
正直、自身も人口の少ない地域に住んで居るので、「辺りに人が居ない」という様子は見慣れていますし、早朝に動き回って人が居ない中で写真を撮るというようなことも盛んにやります。が、こちらの画の様子迄の感じは、流石に少し珍しいかもしれません。本当に「何かのタイミングで偶々」だったのだと想像しますが、何となく立寄って面白い様子に出逢われたと思います。
素敵な作品に感謝!
単に人がいないだけの場合と、何らかの理由で人がbいない。どちらも「人がいない」という意味では同じですが、その違いは現地に行くと分かるものですね〜。
あれって何がそう感じさせるのか不思議です。
そういう状態「街に在るモノ」を際立たせる。なるほど確かにそうですね。次にこういう場面に遭えば(そうそうないですが)、そこを意識してみます。感謝です。