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すくい上げたものが、両掌から零れ落ちる。ざるから溢れるように何かが落ちていく。勿論、手に入れることができるものもあれば、そうでないものもある。人生とはそういうものだ。でもここで僕が言うのはそんな大げさな話ではない。写真の話だ。ちょっとしたミスで方向を間違い、普段通らない道路を走る。そうすると、そこで何かを見つける。喜ばしいことのようだが、何度も行っている町での話だ。掌から零れて野ざらしになっていたのだ。何度もいく町であるほど行動パターンが定型化され、同じような場所にしかいかないものだ。
今回、少し思うことがあって、その零れ落ちたものを見つける短い旅に出た。零れ落ちたものは思春期の少女のように美しい夢に彩られたものではないかもしれない。おっさん世界の零れ落ちた大事なものとは何か。大体想像つくとは思うけど、明日以降掲載したい。
LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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