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秋田県鹿角市の湯瀬温泉。比較的最近まで、僕はこの温泉のことを余り知らなかった。初めて行ったのは2017年。それ以来、2回泊まった。今回は日帰りである。湯瀬温泉のことを知らなかったのは、ここが秋田県北西部、しかも岩手県境近くに位置しているからだと思う。同じ秋田県でも余りに遠い。大抵の岩手県の温泉地の方が、湯瀬温泉よりも近い。更に言えば、湯瀬温泉まで行くのであれば、もう少しだけ頑張って青森県まで足を伸ばす。そんなわけで、なかなか縁遠い場所だったのだ。多分、元々岩手県側との往来が多い温泉地なのだろう。(鹿角市周辺は南部藩の地であり、歴史的には現在の岩手県と一体だった)
そして、その「縁遠さ」故に、僕は湯瀬温泉に惹かれるのである。静岡出身の僕が秋田県に移住した当初、見るもの全てが物珍しかった。その感動が各地に出かけて写真を撮る原動力になった。とはいえ、何年も住むと大抵の町並みには慣れてくる。特に秋田県の町並みは見慣れた風景となっていく。特に期待もしないで出かけた湯瀬温泉の町並みは、その「見慣れた光景」ではなかった。昔の映画に出てくるような町並み、僕の人生経験には存在しない町並み。それでいて何処か懐かしい「記憶の最大公約数」を持ち合わせている町並みなのだ。消えてしまえば、二度と再生されないだろうし、過去映像でしか見ることが出来なくなるだろう。それを現に見て、写真まで撮ることが出来るなんて、何と幸せなことだろう。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
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