夕刻近い頃、渋温泉の路地裏を歩いた。遠くで子ども達が遊ぶ声がする。「通りゃんせ」を歌っているかもしれない、と耳を澄ます。勿論、今どきの子供は「通りゃんせ」を歌わない。でもこの場に佇むと、そのメロディーが木霊するような錯覚を覚える。本当にこの路地を通って良いのだろうか、これは一般に解放されているのだろうか。秘密めいた路地を歩く罪悪感にも似た疼き。嗚呼、渋温泉は最高だ。
X-PRO3 / XF23mm F1.4R
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迷宮の渋温泉街、いいですよね。
僕も何度か訪れ彷徨ったことがあります。
整然としていない。
無計画な継ぎ足しを重ねて生まれたラビリンス。
それは、なかなか魅力的です。
上越高田の街歩きもお好きとの事。
僕も雁木通りが好きで今年２月に訪問。
僭越ながらこのコメントに
リンクを張ってみました。
お時間とご都合が許せば、
覗いてやってくださいませ。
では、また。
旅に出て独りを味わう。全く同感です。渋温泉のような迷宮をもっともっと味わいたいものです。
高田ですが、２〜３度（しかも短い時間）歩いただけなので、いつかここもじっくり行きたいものです。
リンク先の記事を拝見して、高田世界館を始め、全く歩けていないことを実感しました。歩いて歩いてモノクロで撮りたい。刺激を受けました。
ありがとうございます。