丸5年以上使ったカメラ(X-PRO3)を処分し、新しいカメラ(X-T5)を手に入れた。カメラを処分するときは、いつだって一抹の寂しさを抱くけど、新しいカメラが来ればそんなことは忘れ、心躍る刻を過ごすものだ。でも今回は違う。
X-PRO3は中古相場が沸騰しており、新品購入時の価格はとうに超えている。国産ミラーレスカメラとしては異例なことだと思う。そのお陰もあり、今回の下取り購入では約6千円という嘘みたいな価格で済ますことが出来た(中古機を買いました)。しかもマップカメラのポイントが10000ptも付いた。・・・・。でもそういう問題ではない。X-T5はカメラとしての性能昨日はX-PRO3を完全に凌駕する。それでも喪失感は消えない。まずは新しい機材環境に慣れよう。その後のことは、その後のことだ。
さて、そんなわけで街での初撮り。よりクラシックネガの映える曇天を期待したものの、まさかの晴天。クラシックネガの濃さが全く出ない。機材の問題なのか、設定の問題なのか、天候の問題なのか、現時点では分からない。この現象、はるか昔にオーディオでも経験したことがある。機材のアップグレードを図り、何をどう考えても良くなる要素しかないのに音質はむしろ悪化する。解決するまでに試行錯誤を繰り返す。やっと良い音が出た頃に根本的な疑問を感じる。「もしかして自分の耳が馴染んだだけ?」と。これから撮り馴染んだ被写体を追いかけながら、その距離を埋めていこう。
追伸:そもそもX-PRO3は格好良かったなあ。
X-T5 / XF23mm D2R WR
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