GW明け、次の週末。僕は宮城コンプリートを完成するため、宮城県方面に遠征した。最後に残ったのは、東松島市の旧2町(矢本町、鳴瀬町)、そして石巻市の旧・牡鹿町である。誤算だったのは、旧・牡鹿町である。僕は既に撮影済みのつもりで、画像管理ソフトと睨めっこしたが、どうしても見つからない。どうやら同じように半島の町である「旧・唐桑町」と混同していたようだ。というか、牡鹿町と目と鼻の先にある女川町に最近来たのに、何故その時に行かなかったのか。そもそも女川町は過去に数度来て、間違いなく撮影しているのに画像が見つからなかった。恐らく、フィルムだけで撮影したのだと思う。だからもう一度訪れたのだ。東北コンプリートの活動をしていると、こういうことの連続で、時に心が折れそうになる。
東松島市の旧2町だけの訪問であれば、仙台を起点にしようと思っていた。実は仙台には別の用事があるけど、なかなか行く機会がない。でも旧・牡鹿町が含まれたことで石巻市を起点にすることにした。初日はまず旧・牡鹿町方面に行き、午後4時頃に石巻市に入った。暫しの休憩のあと、午後から夕方へと刻が流れる町を歩いていく。振り返れば、この時間帯に石巻の町を歩いたことはない。今後も殆どないかもしれない。だから、これはこれで意味があることなのだと気づいた。町の色は魅惑的で、野良猫は僕の前を堂々と渡っていく。非常に偏った街角ばかりを歩いているけど、これも石巻の町の姿であることに変わりはない。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
大変な作業と思います
街の境界線も いつの間にか混同してしまうこともありましょうし 表示も旧区分があるような気がします
石巻 私はツアーと個人とで この辺りを歩いたり案内の記憶 最新では? 東日本大震災直前に 石巻漁港や唐桑半島 気仙沼 高田の松原など 街の人々が鮮明に思い起こされ 震災の鎮魂歌のようです
今 行くなら海鮮料理を食べたいです(笑)
実際、現地までは足を伸ばし、しかも何度も行ったりするので、どこがどこなのか混同しまくりです。
かといって地図を頼りに、ギチギチの訪問スケジュールを組むのもどうかと思ってしまうし・・・。
でも仰るとおり、石巻でも震災で甚大な被害が出ました、僕が行ったとか、行かなかったとかよりも大事なものがあると思います。ちなみに繁華街から少しだけ海寄りに行けば美味しい海鮮が食べられたようですが、惜しいことをしました。
そこには、残留する人の想いがあり、そうなった現在でも想いを寄せる人もいる。町の集団的記憶だと思います。
僕はそこに価値があると思っております。また次の町でもそれを見つけたいですね。
とても新鮮な目で見ることができました。
仮面ライダーブラックと観慶丸(市の重要文化財)のコラボは
撮ったことがなかったので,6×6さんの視点の広さ・奥深さに触れることができました。
参考にさせていただきます。
今後,似たような写真がでたら「真似したな」と思ってください。
やはり何度も足を運ぶ、こおひたいむさんの域には達しようがありません。他の町でも同様で、反省しきりです。
それでも自分が撮影する町を、誰か他の人が撮るのを見るのは新鮮ですよね。僕も同様に嬉しいです。
記事で使われている各写真を愉しく拝見しました。そして「石巻」ということで、文章も興味深く拝読しました。素敵な記事に感謝です。
石ノ森章太郎の漫画作品のタッチで立体化された「仮面ライダーブラック」が秀逸です。石巻には「石ノ森ヒーロー」が多々在ると聞きます。そういう理由で、物凄く訪ねてみたい場所となっています。
2枚目の、角地を利用した美しい建物も凄く好いですね!そして下から3枚目の朽ちたような、多分ハーレーと見受けられるバイクが面白いです。
「非常に偏った街角ばかりを歩いて」ということですが、街は誰が如何歩いても、提げたカメラで写真を撮れば「偏った」になるのだと思います。
「23㎜」ということは、X100Fと同じような画角のレンズですね。この画角は使い易いですよね。
素敵な記事に感謝!!
でもこんな街角ですから、もうこの辺りを歩くだけで時間がどんどん過ぎてしまい困ります(笑)。
モノクロで撮ることが多かったので、今回はカラーにして、それだけでも楽しいです。
「23mm」ですが、贅沢をいえば、もっと広角が必要なときもあり、また望遠が必要なときもあります。それでも目レンズが馴染めば、もう一体化しますよね。
それを具現化したのが、まさにX100系だと思います。