川崎町は宮城県南西部にある町である。町の多くが蔵王連峯の山岳部であり、青根温泉などの秘湯でも有名だ。仙台市の中心部からクルマで40分ほど掛かるのに対し、山形市の中心部からは30分ほどで往来できる。つまり県境の町である。何となく孤立した町で、交通の便が悪いイメージがあった。また冬季は道路状況も厳しいと想像していた。実際は山形自動車道を利用すれば、特に不自由することもなかった。福島旅からの帰路、蔵王町を経由して川崎町に来た。
僕が行ったのは町役場周辺の中心地だ。思ったより町らしい町だった。2枚目の真っ直ぐな道路が国道286号線であり、山形宮城間の物流道路である。その主役は山形自動車道に譲ったものの、宿場町としての面影が残っている。キリスト看板も多い。そういう町なので初めて来たとは思えない(笑)。こういう町は脳で思考しなくても身体が勝手に反応する。ほぼ自動的に写真を撮る。一人チャットGPT状態である。
X-PRO3 / XF23mm F2R WR
あの作曲家 古賀政男がデビュー前 前途に悲観 自殺未遂に終わった場所は 青根温泉より少し山を登って行った林の中 幸いに同行した親友が探して発見 連れ戻し その後の活躍となりました
青根には個人的に2度宿泊 旅館には古賀政男が亡くなる2日前に書いたメモが展示されています
結構 長文ですが綺麗な文字でした
私の歌は全て寂しすぎる こんな歌が歌われないようになって欲しい 明るい社会を指しているようです
「影を慕いて」 この曲を弾くたびに 彼が生きていて良かった 何千の歌が残されたと感慨です
そういうエピソードがあったのですね。全く知りませんでした。それだけの才能を持ち、後に偉大な実績を持つ方が、まだ若い人生の一時期にそんな苦悩を持っていたなんて。感慨深いです。
どうしても「もし」と考えてしまいます。
話を聞いて、再び川崎町を訪ねたい、青根温泉に行かなければと痛感しました。ありがとうございます。