秋田県では、鉄道が廃止される方向にあり、バス路線も廃止縮小の傾向にあると以前に書いた。
人口が急激に減っているので、やむを得ないのだ。
だが、高齢者の比率も急激に高まっている。公共交通機関しか足がない人もますます増えるだろう。
では、バス路線が廃止されるとどうなるのか?
たいていの場合、市などがオンデマンドの乗り合いタクシーを用意して、
病院に通うご老人などをサポートしている。
今回のバス停は、「秋田中央トランスポート」という会社のもの。
この会社は、バス会社の別法人で、タクシー事業などをメインにしているが、
市の委託を受け、バス運行もしている。
簡単にいえば、不採算で撤退した「市バス」を、市から費用をもらって継続しているということだ。
不採算で撤退した市バスって・・・。
事業としては成り立たないバス路線を住民サービスで維持したい。
でも市で運行するとお金がかかり過ぎる。
そこでこのような民間の会社に運行を委託するというわけだ。
まあ、能書きはそれ位にして、今回の路線はほんとうの田園風景だった。
バス停の近くには、ほとんど家がないか、あっても1~2軒だ。
なかには、どこから人が来るのか首をひねるようなケースもある。
ただ、バス停好き(そういう人種って滅多にいないけど)にはたまらない停留所の宝庫だった。
昭和の匂いがぷんぷんする素敵なバス停たち。
いずれ時間をかけて、ゆっくり探索したいと思う。
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