僕の家から湯田川温泉までは百数十キロメートルの距離がある。十分遠い。でも都会の100kmと田舎の100kmは意味合いが全く異なる。信号も少なく、渋滞もない田舎では100km以上の移動など当たり前の話である。これが車の走行距離税なんて導入されたら、僕だってブチギレる。それはそれとして・・・。
毎週毎週、写真を撮り歩く僕は、近隣の場所は殆ど行き尽くしている。一度しか駄目ということもないので、何度でも同じ場所に行く。それは丁度、自分の蔵書を繰り返し何度も読む作業に似ている。それでも流石に同じ場所に繰り返し行けば、当然飽きも出てくる。「遠くへ行きたい」という思いに囚われる。いかに新鮮な気持ちを保ち、新しい気づきを得られるか、それが僕の活動のテーマでもある。この湯田川の街は、何度来ても新鮮な気持ちになることが出来る。理由は分からないが「遠くにきた」という思いに浸ることができる場所でもある。その上、極上の温泉にも入れるので言うことはない。次はゆっくりと泊まりにきたいものだ(終わり)。
LEICA M10 MONOCHROME / SUMMICRON M35mm ASPH
Charlieさんの写真に対する考え方は、とても共通するところがあり、いつもコメントもブログも興味深く拝見しております。
町にも小説や映画同様に気に入った場面があり、何度でも繰り返したくなりますし、逆に「ここは飽きたな」という部分もあり、写真と一緒だなと思います。
って僕は出来ていないですが、そうありたいです。
「モノクロ写真のために!?」というようなモノを撮っている感じで、各写真を興味深く拝見し、記事も愉しく拝読しました。
何度も同じ場所で写真を撮るようなことに関して「自分の蔵書を繰り返し何度も読む作業に似ている」とされているのは秀逸ですね!
本でも、或いはお気に入りの映画のDVDでも、「繰り返し見る中で、以前には気にしなかった辺りが気になる場合…」というのも生じると思います。景色と向き合うというのにも共通するような気がします。
と言って、「向き合う」という程に入れ込まずに、気に入った景色は何度でも眺め、カメラを提げていれば写真に収めるような感じだと思います。
自身でも同じような場所を何度となく撮っているので、記事に在った内容に大きく肯きました。
大切にしたいです!!!!