22日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は一時、取引時間中の最高値を更新し、節目の1万9000ドルを上回った。
トランプ次期米大統領の経済政策に対する期待から株式に資金を振り向ける流れが続いた。
午前10時現在は前日比43・42ドル高の1万9000・11ドル。トランプ氏が大統領選に勝利する直前の8日終値から650ドルを超えて上昇した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は15・31ポイント高の5384・17。
アジアや欧州の主要株式指数が値上がりしたことも買い安心感につながった。
トランプ氏が来年1月の大統領就任初日に環太平洋連携協定(TPP)脱退を通告すると表明したが、「想定通りだ」(米アナリスト)として相場への影響は限られた。(共同)