塩釜街道踏切近くのサンクス(懐!)駐車場とT字路の間の三角地が岩切〜陸前山王の旧線跡とネットで知り、撮った写真。紅白のガードパイプと奥のアパート駐車場の塀が一直線上にあることから、どのように路盤が通っていたか想像できると思います。google mapでも区割に面影を見出すことができます。
地理院地図の1945〜1950年撮影の航空写真では、現行線と旧線の路盤が確認でき、前者が複線、後者が単線のように見えます。wikipediaの「東北本線」のページには1944年の「海線」開業時に岩切〜陸前山王間が複線化されたと書いてありますが、それに合わせて線路が付け替えられたのでしょうか(となると、ここは「塩竈線」の廃線跡ということになる?)。
ところで「海線」の陸前山王以北の複線化は1960年代になってからですが、岩切〜陸前山王間が早くに複線化された理由が気になるところです。陸前山王から引込線が分岐していた多賀城海軍工廠の存在も関連しているのでしょうか?
(2007-12-24)
以前に紹介した個体とは1番違い。宮城野の撮りやすい場所に積んでありました。
ポンプを備えており、鏡板に「液循環時」「液吐出時」の三方弁操作によるライン構成について記載があります。
(宮城野 2010-10-3)
岩切〜新利府間にある保線ヤード。県道35号の跨線橋から見える場所に4連の門型クレーンがありますが、その下には標準軌と狭軌が引き込まれ、三線軌となっています。ここからは見えませんが、奥にあるロングレール荷役用門型クレーンの下も三線軌になっているようです。
この場所は、上の写真のように新幹線用のレール輸送車が入っていることもあれば・・・
レールセンターのモーターカー + 定尺レール用チキが入っていることもありました。
ところで、この場所に400系新幹線電車が入っている写真をTwitterで拝見したのですが、甲種車両として到着した400系の台車をここで履き変えていたのでしょうか?
そうなると、上の写真に写っている吊り天秤のようなものが気になってきますが・・・
(1枚目 2010-5-10、 2枚目 2011-9-1)
この日の特記事項はニヤクコーポレーションの22T6が積載されたことと、ラテックスタンコの積載が多かったこと。
Niyacの22T6。専用種別はポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート(化成品番号96)。聞き慣れない名前ですが、ポリメリックMDIのことのようです。いつも載っているMDI専用のオレンジ色JOTの代打でしょうか。荷票には「新南陽」とあるので、出荷元は東ソー?
いつものアクリル酸2-エチルヘキシルのほか、ラテックスタンコは全部で8個積載。
(全て 陸前山王 2010-3-15)
【余談】
MDIには、モノメリックMDIとポリメリックMDIがあり、前者は輸送時に加温が必要とされる(参考)。
幻の貨車として知られる?チキ1000形で運ぼうとしていたのはモノメリックMDIと思われる
UT7AにはモノメリックMDI専用のものがあるが、鉄道輸送中の加温がどうなっているのかが気になるところ。