カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄容疑で逮捕された中国企業「500ドットコム」元顧問、紺野昌彦容疑者(48)に、同社の政界工作資金の差配が一任されていたことが30日、関係者への取材で分かった。紺野容疑者を含む贈賄側3人が、いずれも容疑を認めていることも判明。東京地検特捜部は3人の供述に基づき、資金の流れについて実態解明を進める。
容疑を認めているのは、紺野容疑者のほか、日本法人元役員の鄭希容疑者(37)、元顧問の仲里勝憲容疑者(47)。平成29年9月、IR担当の内閣府副大臣だった衆院議員の秋元司容疑者(48)=収賄容疑で逮捕=に、IR事業で便宜を受けたいとの趣旨で、現金300万円を渡したなどとして逮捕された。
関係者によると、紺野容疑者が29年8~9月ごろ、「秋元容疑者へ渡す300万円が必要」などと政界工作資金を求め、鄭容疑者が中国広東省深●(=土へんに川)(しんせん)の本社へ「工作資金が必要」との趣旨が書かれたメールを送信していた。紺野容疑者は政財界へのロビー活動を行うコンサルタント契約を「500」社との間で締結。本社が準備した資金を紺野容疑者が差配していたという。
特捜部は鄭容疑者が本社に送信したメールのやり取りや、「500」社側に残っていた「秋元容疑者に300万円渡した」などとする電子データ上のメモを押収。秋元容疑者への資金提供を裏付ける証拠とみて調べている。
一方、秋元容疑者は「お金はもらっていない。紺野容疑者らとは、それほど何度も会ったという記憶もない」などと容疑を否認している。
同社は29年8月に那覇市でIRに関するシンポジウムを開き、日本国内でのIR参入を表明し、秋元容疑者が基調講演をした。翌9月28日の衆院解散日、紺野容疑者と仲里容疑者が衆院議員会館内の秋元容疑者の事務所を訪問し、現金300万円入りの紙袋を「陣中見舞い」名目で手渡したとされる。
以上、産経新聞
中国マネ-が日本で暗躍していることが推察できる。
日本って利用されたり、やられっぱなしって感じで歯がゆいですね。