多くのドラマが生まれた2019年シーズンに活躍した選手たちに、一番“印象”に残っている一打を挙げてもらった。良かったものを挙げる選手、悪かったものを挙げる選手、性格やその年の活躍が如実に出るこの企画。今回は、今季2勝を挙げ賞金ランキング5位でシーズンを終えたイ・ミョン(韓国)に聞いた。
イ・ミニョンの代名詞 切れ味バツグンのアイアンショット【連続写真】
日本ツアーに参戦した17年にいきなり2勝を挙げ、賞金ランク2位(約1億2643万円)になったミニョン。昨年も開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」を制し、賞金女王レースを引っ張る存在になると思われた。しかし、そこから勝てない日々を送り、その年に挙げたのは結局この1勝のみ。賞金も約5546万円の18位と前年を大きく下回る結果となった。そんななか奮起を誓った今年、持ち前のショット力を武器に、5月の「ほけんの窓口レディース」、9月の「ゴルフ5レディス」で2勝を挙げた。
そのミニョンが挙げた“今年の一打”は、今季初勝利を挙げたほけんの窓口-にあった。それが最終日の最終18番で訪れた、ラフからのアプローチ。1組前でホールアウトしていた上田桃子と並ぶトータル9アンダー・トップタイという状況で、同組には1打差の申ジエ(韓国)もいた。この496ヤードのパー5で果敢にツーオンを狙ったが、これがグリーンからこぼれ、結果的に35ヤードのアプローチが残った。
ライもアングルも決して悪くはない状況。しかし「優勝目前でかなりの緊張がありました」と、プレーをする本人にとっては気が抜けない場面だった。パーならプレーオフというなか、少し高めに打ち出した球は、ツアーでも屈指の高速グリーンを転がり、カップから3mの位置に止まった。そして何とかこのバーディパットを沈め優勝をつかみとった。
「最後のパットも簡単なラインではなくて……。かなりプレッシャーがかかる場面が続きました」。ミニョンはその時のことをこう振り返るが、ここで重圧を乗り越えたことで、2年ぶりに獲得賞金1億円超え(1億575万5162円)を果たすシーズンの流れを作り出すことができた。
以上、アルバニュース
イミニョンは、実力者だと思います。
パワ-フェードで職人的な選手です。
それから、韓国選手で唯一整形美容してないことも好感度があります。
日本の若手選手は、こういう選手から技術を盗んで成長してほしいと願っています。