クリスマスを演出する飲み物といえば、何を連想されますか?
色々あると思われますが、代表的なものといえば、「シャンパン」でしょうか。
シャンパングラスの中で、小さくはじける細かい泡は、何だかお洒落で優雅な気分にさせてくれますよね。
では、何故、「シャンパン」というかご存知ですか?
実は、フランスのシャンパーニュ地方で作られる発砲ワインだけが「シャンパン」と呼ばれます。
それ以外の地域で作られたものは、シャンパンとは呼ばれず、「スパークリングワイン」と呼ばれます。
シャンパンで有名な銘柄といえば、「ドン・ペリニョン」でしょうか。通称「ドンペリ」といわれます。
「ドン・ペリニョン」は、フランスのシャンパーニュ地方にある「モエ・エ・シャンドン」が作っているそうです。
そこは、シャンパン発祥の地として知られていて、元々は修道院だったそうです。
その修道院の「ドン・ペリニョン修道士」が見つけたワインが今、「ドンペリ」になったそうです。
では、何故、「ドン・ペリニョン」が高額で高級といわれるワインなのでしょうか?
それは、「毎年、作ることができないから。」だそうです。
今、一番新しい「ドン・ペリニョン」は1998年につくられたもので、16年も前のものです。
その時の気候、風土、畑の具合、葡萄の出来具合、発砲の状態など、色々な条件を考慮して、逆算して生産しているそうです。
その年につくるか、つくらないかの判断は、最高経営責任者の一人の肩に委ねられているそうです。
「たしかに、プレッシャーもあるが、子供を育てるように、上質なシャンパンを世に送り出すことに誇りと喜びを感じる。」
そう彼は言います。
銘木工芸品も同じような気もします。彼のプレッシャーからは、程遠いかもしれませんが、「上質な銘木工芸品を世に送り出す
ことに誇りと喜びを感じる。」ということでは、共通する部分があるのかもしれません。
「モエ・エ・シャンドン」と「工芸品ショップ泉亀」が肩を並べるには、到底及びませんが、商品に対する考え方は、常に参考
にして、運営していければと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】
http://www.izukame.com