我が家では、年末になると必ず、行なう恒例行事があります。
それは、毎年、「天神さま」を床の間に飾るという風習です。
家内の実家のある富山県の風習で、男の子が生まれると、母親方の実家は、必ず、「天神さま」を贈る
という習わしがあります。
学問の神と謂われている「菅原道真公」のことです。
生まれた子の健やかな成長と、家の繁栄を祈って行なうそうですが、その「天神さま」も完全オーダー
メイドで、井波彫刻の伝統工芸士などに依頼して、欅や楠など立派な銘木を使って彫って頂くのが一般的
なのだそうです。
我が家は、息子が生まれた年に「どんな天神さまを彫ってもらったらいいか。」と富山の家内の実家から相談されたのですが、
床の間の飾るスペースを充分に確保するのが難しいので、無理を言って、「天神さま」も掛け軸にしてもらいました。
そして、12月25日になると、毎年、床の間に飾って、そのまま約一ヶ月間、「天神さま」に居て頂きます。
鏡餅もその前にお供えします。
今年は、なんと、「天神さま」の掛け軸の留め具が壊れてしまいました。
早く修理に出して何とか、早く飾りたいと思います。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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