先日、テレビ番組を観ていたら、京都の老舗を訪ねる特集をやっていました。
それで、「京都のおせん」という看板を目当てに訪れたのが、おせんべいやさんでした。
京都では、せんべいのことをおせんというそうです。
そして、何か意味深な商品名がついたおせんべいが店頭に並んでいました。
それは、「花供曽」と書かれた袋に入った商品。
なんて、読むんだろう。と思っていると、お店のご主人が、「読んでみて下さい。」と取材スタッフに。
「ハナクソですか・・・?」と尋ねると、「そうです。」と。
「えっー。」思わず、テレビの前で笑ってしまいました。
この商品の由来は、お店の近くに真如堂というお寺があって、涅槃会という法要が行なわれているそうです。
そして、お釈迦さまにあやかって、その法要の後に配られるのが、この「花供曽」なのだそうです。
お釈迦さまのハナクソとして、今では人気商品となっているそうです。
味は、黒砂糖の風味で、甘くておいしいそうです。
今日は、三仏会のひとつ、降誕会です。花祭りとも謂われます。
今日も、ハナクソが配られるのでしょうか? 楽しい花祭りになればいいですね。 ハナだけに・・・
【工芸品ショップ泉亀】ショップサイト
http://www.izukame.com