【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
商品やイベントなどお役に立つ情報を発信中です!

日曜美術館。

2016-11-02 10:00:00 | 日記

先日、NHKEテレにて、「第63回日本伝統工芸展」の作品とその作者について紹介していました。



昭和20年代から始まったこのイベントも今年で63回を数えるそうで、今回も16作品が受賞したそうです。




やはり私は、木工芸部門の受賞作が一番気になります。




番組では、その中の2つの作品とその作者を取材していました。




お一人は、家具職人の方で、工芸の世界には、今まで無縁だった方のようで、8年前から出品されているそうです。



今回は、総裁賞を受賞され、楓の綺麗な玉杢の部位を用いて、それを湾曲に加工して仕上げられています。




カーブを描いて見えてくる美しい玉杢が美しく際立って見えました。




「これからも綺麗な杢目にこだわった作品を作りたい。」とおっしゃっていました。





お二人目は、御年84歳ながら、新人賞を受賞された方です。




寄木細工に70年携わってこられた方です。先人の匠の技に敬意を払い、江戸や明治時代の寄木細工の作品をコレクションされ、美術館



として運営されています。




その方は、その先人の技にさらに磨きをかけ、独自の新たな技を併せて、作品を作りだしました。




寄木細工でひし形の形を作り、それを稀少な神代桂で一旦隠してしまう、「あれっ・・・。」と思っていたら、




「切り込みを入れて掘り出します」といって、見事な作品に仕上がっていました。




渋みのある神代桂の表面を角度を変えてみると、その奥から見事な寄木細工が現れます。面白みのある作品です。





「先人の技を受け継いで、作品を作り、また次代の若い方々がそれを見て、奮起してくれたら、それが繋がっていくということ。」




とおっしゃっていました。










当店でも、寄木細工の商品がラインナップの中に多数ありますので、寄木細工の作品による受賞は、非常に嬉しかったです。





「早く実物が見たいなぁ。」と思うのですが、大阪での「第63回日本伝統工芸展」の開催は、来年の2月頃だそうです。



待ち遠しいですね。







【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

http://www.izukame.com



【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】


◆お問合せTEL 06-6227-8130 (不在の場合は留守番電話が承ります。折り返しにてなるべく早くご連絡いたします。)




【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】


◆お問合せメール info@izukame.com