アーケード街ジョイフル三ノ輪をぶらぶらと進みます。昔きた時より人出が少ないけど、雨だからかな?
お目当ての砂場総本店到着。昭和29年に建てられた渋い店構えは、荒川区の文化財指定。創業大正元年というから老舗中の老舗。
入り口には、『いづみや 大坂屋 砂場』の張り紙。砂場は大阪城築城時に開店した「いづみや」がルーツだと言われており、東京に進出した際、麹町七丁目に店を構え、その後ここ南千住に移転してきたそうです。南千住砂場は暖簾を守り続け、都内に名店、室町砂場と大坂屋砂場を分岐し今に至ります。
江戸麹町七丁目砂場の張り紙も。砂場として江戸に出店したのは、こちらと巴町砂場(2017年閉店)で、蕎麦の伝統を受け継いできました。
余談ですが、以前上野近辺の砂場にも入ったことあるんだけど、系列とはうたってなかったのだ。(おいしかったけど)
こちらは血筋がはっきりしているということで、老舗の蕎麦とはどんなものか、確かめて見たいと思います。
では、おじゃまします。
はー、歩き疲れたし、15:00過ぎて昼ごはんもまだ。では、ジョッキ生で乾杯。
店内は人も少なく、お蕎麦を静かに味わえるのはラッキー。
天ざるがきましたよ。
うん、うまい!ほどよくつゆが麺に絡まり、風味が増しますね。そばつゆのかえしも尖ってなく奥深い。
そば湯の湯桶も砂の文字が渋い。とろみのあるそば湯で、これで締めくくると、スゴくしあわせな瞬間が訪れるのだ。
店を出て、お惣菜屋や雑貨屋さんの並ぶアーケード街を抜けました。都民の生活に溶け込んだ、下町風情を堪能できました。
(記事:2018年11月 Update:2020年6
月)