ピエール・カスー=ノゲス(新谷昌宏訳)
『ゲーデルの悪霊たちー論理学と狂気』、みすず書房 (2020.7)
という大著が発売されました。
ゲーデルは、不完全性定理を証明したことで有名です。
アリストテレス以来の偉大な論理学者と言われています。
1906年 チェコ生まれ
1930年 不完全性定理を証明
1940年 ヒトラーのユダヤ人排斥運動から逃れるためアメリカに移住
プリンストン高等研究所に招かれる
1978年 死去
私たちは、論理学者に対して正確無比な考え方をする学者だというイメージを持っています。
ゲーデルは「連続体仮説」の証明に挑みましたが、結局挫折しました。
彼は、実数の概念に対して何の疑いも持ちませんでした。
しかし、実数には定義不可能な非論理的無限小数が無数にあるのです。
論理学者ゲーデルがこの事実に気が付かなかったのは極めて不可解です。
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