ドクシアディス他『ロジ・コミックス-ラッセルとめぐる論理哲学入門』、
筑摩書房(2015)
という劇画風のかなり風変わりなコミックスがあります。
バートランド・ラッセルの伝記を兼ねた論理学と集合論の歴史です。
絵もきれいで非常に面白いストーリーになっています。
ラッセルと彼の師であるホワイトヘッドの共著『プリンキピア・マテマティカ』で数学の基礎を論理学で構築しました。
この中で、ラッセルは”1+1=2”を証明するために何と362頁も費やしたそうです!!!
何という執念でしょうか。
ここまで来ると、もはや狂気に近いものを感じます。
このようなイギリス固有の不屈の精神を”ジョンブル魂”というそうです。
アリストテレス以来の論理学者とされるゲーデルの「狂気」も納得できるような気がします。
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