主人に薦められていた映画「不都合の真実」を見に行った。
午前10時40分からだと気がついたのは5分前、我が家から駅の近くの映画館まで歩いて5分。
大急ぎで自転車で向かった。
私はシニア料金なので1000円で入れる。
既に始まっていていて館内は真っ暗。
暗闇に目が慣れるまで後ろでたっていた。
少しずつ目が慣れてきて見回すと、観客が結構多かった。
やがて空いた席を見つけて座ると、直に、映画「不都合の真実」の映写が始まり、
アル ゴア氏による講演を柱として 地球温暖化の分析が次々と展開されていった。
かって 氏は大統領をかけて 現大統領のブッシュと戦い 最初に勝利したのがゴア氏だったが、ブッシュ氏側がクレームをつけた末に、票を再度見直すことになり、そしてブッシュ大統領が誕生したのだった。
当時ニュースを見ていた私は、ブッシュ氏のクレームをつけた後の票の見直しに不透明さを感じて、ブッシュ氏には好感が持てなかった。
私は アメリカの大統領候補者について詳しく知ろうとも思わなかったが、このドキュメンタリー映画で ゴア氏は地球温暖化問題について世界的な啓発活動を行っており、後世に安全な地球を残すために警鐘をならしている人であることを知った。
このようなゴア氏が大統領になっていたら、どのような政治をしたであろうか。
アメリカは、京都議定書にも率先してサインしただろう。
世界貿易センターの同時多発テロはどう捉えただろうか。
その後に国連決議の本とはいえフセインを追い落とし 今も収拾の目途が立たないイラク問題がどうなっていただろうか。
ゴア氏は、米国自らが 古くからある体質を変革して、当初 痛みを伴うことがあっても 米国のみの利害追求ではなく全世界つまり地球規模で環境破壊に歯止めをかけるよう提唱している。
あるシーンが印象的だった。
秤の右側の皿に地球、左側の皿には金の延べ棒、どちらを重視するか と問う。
地球がなくなっては金の延べ棒も無役のものとなる、と説明した。
地球温暖化を防ぐために まずは一人一人の日々の生活から環境破壊の本をなくしていこう、と訴えている
映画のラストでは「この映画を友人に見るように勧めよう(主旨)」とある。
関心のある人はこの映画の予告(http://www.futsugou.jp/)をご覧ください。