オブザベイションポスト

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三河・上州・摂津・三国連合

2008-04-12 00:59:39 | クルマ
かねて話題になっていた、トヨタと富士重工(スバル)の資本提携の強化(早い話が持ち株比率の向上)が正式に発表されましたね。
http://www.fhi.co.jp/outline/pressrelease/index.html
トヨタがスバルの株の16.5%を保有する、と。
自動車っていう工業製品は、ホントにでっかい会社(資本)でないと商売にできなくなりつつあるんですねぇ。

で、具体的には・・・
1.小型FRスポーツ車をトヨタと富士重が共同開発し、両社で市場展開
個人的には、これはビッグトピック!!
噂にはなってたけどちょっと眉唾だったし、販売はトヨタブランドだけかなぁ、とも思っていたので。生産もスバル系、スバルブランドでの販売もありってのは朗報です。
但し、トヨタとスバルが作るってことで、スタイリングには心配が(^^;;;

2.トヨタから富士重へ小型車をOEM供給
2010年目処ってことです。ヴィッツを出したりするのかな?さすがに戦略車種は出さないか?

3.ダイハツから富士重へ、軽自動車と小型車「クー」をOEM供給
「クー」の供給は今年にも始まる模様。「クー」ってのは「Bb」のダイハツ版ですね。車名は「ジャスティ」が復活するんでしょうか。あ、ヨーロッパでは「パッソ(トヨタ)」または「ブーン(ダイハツ)」を「ジャスティ」として売る(売ってる)んでしたっけ?
まずは「クー」のOEM版(=Bbのスバル版)を出して、2010年には上記「トヨタからの小型車」を「3社連合」のコンパクトカーとして売るって流れかも。

そして「軽」も2009年にダイハツから供給をスタートするってことで・・・
これによって「360」から連なる「スバルの軽」はフェードアウトすることになる、ということなんですねぇ。で、これが今日のニュースで話題になってたワケだ。
軽自動車は単価が小さいだけに「効率化」の要求度が高いと思われ、そのうちダイハツとスズキの2強だけしか事業として成り立たなくなってしまうのかもしれません。ホンダの軽は「ニッチ」として生き残るかもとも思ってましたが、スバルの路線(R1/R2)の結果とホンダの軽の今の実績を見るにつけ「時間の問題」とも思えます。ミツビシにはグループがついてはいますが「OEMの方が効率的」という判断は無いとはいえないでしょう。

後は、生き残る「2強」には、軽という制約下で、それを上手く活かした「コペン(ダイハツ)」やかつての「カプチーノ(スズキ)」のようなスポーツ魂と遊び心に溢れたクルマづくりを続けて欲しいと、それは残った者の「使命」の一部というくらいの気概でやってほしい、とそう思う次第です。


それにしても・・・
スバル販売網の整理統合ってのは、ちょと気になります。

そして・・・
現在では稀有なリアエンジン車である「サンバー」も、おしまいになってしまうのね。
そして、我が家の6340号(小さい方)も「最後のスバルの軽」の一翼を担うことになりました。
この間も、富士スピードウェイで見ず知らずのモータースポーツ好きに「カッコいい!」褒められたR2。
大事に乗ってやらねば。