オブザベイションポスト

モータースポーツを中心に「ほ~んのちょっと」だけ、こだわりをもって。

ドライバーモリゾウさんは、世界自動車戦争にいかに臨むのか?

2009-05-25 21:31:59 | クルマ
昨日も触れたニュル24時間、そこに参戦された今度トヨタの社長になる予定のモリゾウさんこと豊田章男さんのBlog。
現時点(5/25夜)では、ゴール直後のエントリが最新になってます。が・・・今朝アクセスした時には、私の見たのが「幻」でなければ更に2つのエントリがあったはず。そのうち一つは特に印象深かったので、それについて書こうと思っていたら・・・あらら夕方には2つのエントリは消えてしまったようです。

私が注目したエントリには・・・
・経済、経営が苦しいときには
・採算の難しいスポーツカーの開発に批判的な意見もある
・トヨタの社内にも、それはある
でも・・・
・クルマは単なる「移動の道具ではない」
・どんな役割のクルマにも、それぞれの「ワクワク」があるし必要なはず
・その「ワクワク」を生み出すのに、スポーツカーの開発は大いに役立つ
・ニュルという地で世界の列強とともに鍛えることにも、大きな意味がある
という論旨だったと記憶しています。

で、これに私は大いに刺激されたわけです。その視点は・・・
・ひとりのクルマ好きとしては、大賛成!
だが・・・
・トヨタの社長(にもうすぐなる人)が正面きってそう言っちゃっていいの?
・それも、社内(の一部)を批判するようにとられる発言を?
という心配だったんですが・・・
・「大自動車メーカー」のトップとしては、あまりに若く青くないですかその意見?
・それとも、もしかして、わざと?
というちょっとした違和感になり・・・
・そもそも、章男さんがBlogでそういうコトを言わないといけないような状態なの?
・更にそもそも、今さらわざわざそういうコトを宣言せねばならない自動車メーカーってどうなのよ?
で・・・
・根本的に欧米メーカー、欧米ブランドの自動車メーカーと勝負できるんだろうか?
・トヨタですらそうだとしたら、これからのニッポンの自動車メーカーは大丈夫??
と、結局は何だか不安になってしまったのでした(苦笑)

クルマ、特にスポーツカーやモータースポーツに対する率直な気持ちが現れてて、個人的にはその内容にも姿勢にもすっごく共感できるエントリだっただけに、何とも複雑な心持ちになったものです。その「裏」のF1モナコGPのトヨタがボロボロだったのも、(直接の関係はないのに)何だか皮肉な結果に見えちゃったりして。。。

こんなふうに考えたのは、ちょっと前に読んだこの本の影響がかなり大。
既に新品は入手できないようですが、古本ででも読む価値ありと大いに思います。Amazonのレビューからも、雰囲気が伝わってこようかと。私は1,000円で買えたので、ラッキーでした(^^;