一日ぶりにバーちんとご対面!
たったの一日しか会わないだけなのに・・何故かこの頃ドキドキしてしまう。
今日は、バーちんの友達も一緒だったのだ。かしまし娘(昔の)大騒ぎさ!
バーちんとは、もうかれこれ20年の付き合いになろうか・・10年少し一緒に働いていたパート仲間3人。わざわざ遠いリハビリ病院まで、バーちんに会いに来てくださった。
一人の方の旦那様を運転手に・・徳ちゃん、米ちゃん、塚さん。
もう、これで何度バーちんに会いに来てくれたかなぁ。
同郷(新潟県人)で、同年代(70歳前後)ってこともあって、パートを引退してからも仲良し。
毎月お食事会をして、日々の家族の愚痴や、ささやかな孫自慢(?)やら愚痴もこぼし合っていたんだよね。
そんな仲良しの3人にも「すぐに戻るから!」ってだけ言って入院して、まさか・・次に会うのが車椅子でなんて・・誰も想像してなかった。
バーちんが、血管内治療中に脳梗塞を起こしてしまって左側半身麻痺になった時・・私はバーちんを誰にも見せたくなかった。
だから・・入院してバーちんが一般病棟に移るまで、親戚以外の誰にも連絡出来なかった。
私の自慢の何でも出来るパワフルバーちんが、脳圧を下げる為に頭蓋骨を外す手術をして・・顔は腫れ上がり・・左目は開かず。そんな姿を誰にも見せたくなかった。
バーちんはバーちん・・私の立派な母なんだ!
でも・・誰にも会わせたくなかった。
日がたつにつれ、私自身が少しづつ現実を見れるようになったのが・・バーちんが4人部屋に移った頃。
やっと連絡出来たんだよね。
すぐに会いに来たいって沢山の人が言ってくれたけど、私は「どうぞ・・」って言えなかった。「まだ会える状態ではないから・・」って、面会を断ってばかりいたんだ。
その頃私は、《引っ越してしまいたい》って、思ったりしてたんだ。
昔のバーちんを知らない人の中に・・行ってしまいたかったんだ。
バーちんの意識が大分戻り・・呼吸器が取れて喋れるようになった時、バーちんに「友達に会いたい?」って聞いてみた。
バーちんは「心情を察して、しばらくソッとしておいてって言って」って。
近所の方たちにも・・同じようにしていたんだけれど・・。
一人だけ・・突然バーちんに会いに来てくれちゃった人がいたのだ!!
そっからだねぇ~バーちんの面会客が増えたのは・・。
なんと言うか・・開き直ったとでも言うか・・「なんだ~大丈夫なんだ・・」って。そうなんだよ。病気なんだもの・・。
バーちんも同じだったみたいで、今度は皆に会いたがった。
会いたくなると・・病院から電話しちゃってるバーちんだし。
私もバーちんに元気がなくなってくると・・「友達に電話しよか?」って聞いちゃうもんね。
で・・そうすると次の週には来てくれちゃうんだよねぇ・・・。
あの時は、本当にごめんなさいだよね。
特に仲良しの・・徳ちゃんには・・結構失礼なこと言ってしまった気がする。
なのに、家に帰ってきたら・・毎日顔見に来るって、今日も言ってくれた。
そんなわけで・・今日は2時の面会から1時間・・まるで昔と同じように喋ってくれてたバーちんの友達に、心から感謝です。