「うる星やつら」もリメイクされ、その都度キャラクターのイメージが変わってしまいますが、発注主様からは、原作のイメージでということで、髪の毛の色は虹色のようにカラフルな感じでという注文でした。
ベースをエアーブラシで吹き付け、色と色が被らない様に塗り分けます。
吹き付けた色が重なると、黒っぽく濁った色合いになるので、なるべく被らない様に塗り分けます。
ボディーの方も、
ビキニを黄色で塗りつぶし、トラジマを書き込みます。
これが、一発本番、フリーハンドで手書きです。
頭部を乗せると、こんな感じで、だいぶイメージになって来ました。
顔の書き込みも仕上げます。
最近の「ラムちゃん」は、もっと瞳がカラフルで大きいのですが、原作の「高橋留美子先生」の絵はあまり瞳が大きく描かれていないので、原作の絵に似せて描きます。
それに、瞳の大きさが彫刻されているので、その大きさに仕上げています。
顔が仕上がると一気に「ラムちゃん」ですね。
しかし、これからが正念場です。
髪の毛のイメージがこのままでは何か違う。
黒い影の様な模様が入っていないので、これを手書きします。
こんな風にカラフルな髪の塗装の上に、大胆に黒の模様を入れます。
出来るだけ綺麗なラインになる様、局面で書き込みしにくいのを我慢して正確に塗ります。
これが意外なほど難しい。
手のぶれを抑えつつ、地道に仕上げます。
まだボディーも髪の毛も完全では有りませんが、こんな感じです。
今時の「ラムちゃん」とはちょっと違いますが、1980年代位はこんな感じでした。
髪の毛の黒いラインが入ったら、一気に「ラムちゃん」に成りました。
あとは、ビキニを綺麗にトラジマにして、後、一工夫します。
それは何か?
次回に、
続く!
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